“思いきり抱きしめたくなる書”!!-また一冊増えた!!-「死ぬんじゃねーぞ!!」”しょこたん”- “中川翔子”著-渾身の書籍の真面目なレビュー
![](https://eichanx.com/wp-content/uploads/2019/09/Rogue_One-_A_Star_Wars_Story_Japan_Premiere_Red_Carpet-_Nakagawa_Shoko.jpg)
![](https://eichanx.com/wp-content/uploads/2019/09/SHOKO08-688x1024.jpg)
日本の芸能人の女性タレントの
エッセイや写真集,本は一冊も所有していない
日本人男性のレビューです。タレントとしての
中川翔子さんは知っていましたが,
この記事はファンレターではなく,
あくまで書評となります。
※中川翔子とは
中川 翔子(なかがわ しょうこ)1985年(昭和60年)5月5日生まれ。
日本の女性マルチタレント。歌手でもあり幾多の写真集がある。
気取らない庶民的な人柄で女性ファンも多い。
"しょこたん"というNickname=愛称で親しまれ,コアファンが多い。
日本人で認知度の高いスターの一人である。
![](https://eichanx.com/wp-content/uploads/2019/09/shouko00.jpg)
私事で恐縮ですが,2時間の
就労支援の講演が近づいた矢先,
この本を入手しました。この記事のあと数時間後です。
女性タレントの方の本を買ったのは
考えてみると生まれて初めてかも知れません。
あったとしても何十年ぶりでしょう。
![](https://eichanx.com/wp-content/uploads/2019/09/shouko06.jpg)
ある日,新聞記事?を読んで"気"になっていた書籍でした。
一件目の本屋では売り切れており,本屋を"はしご"をして購入し,
今回はAMAZONさんの物販はスルーです。
読後の感想ですが,買って読んで,観て正解でした。
内容は軽快で爽やかで,そして重い。
"素敵"だと感じました。
人生は3万日(び)・・
その3分の1が睡眠で消費してしまう・・
そんな当たり前のことを,
こうして私の様な中年にまで
強く改めて考えさせて下さいました。
365日に人生の80をかけ算(乗算=じょうざん)すれば答えがわかります。
だいたい3万日です(29200日)。
つまり、
人生は3万日であるという有限(限り)があることを述べています。
この考えは全世界に通用しています。
3万日を、多いと考えるか、
少ないと考えるかは人それぞれでしょうね。
今の私にとっては、
少ないと感じています。
朝日を見られるのは3万回です。
夜を楽しめるのもあと3万回です。
朝食、昼食、夕食を味わえるのは3万回です。
中年になれば,その半分もありません。
3万日は,生まれたての子の場合です。
人生は、1日の積み重ねです。
残りの人生を意識することで人は"必死"になります。
今夜もまた、3万日のうちの1日が過ぎてゆこうとしています。
私にとって一回りも年下の女性が
私にそうした事を改めて気づかせてくれる事は"貴重"です。
さらに彼女は,
生きていれば会いたいひとに必ず会う方法(ほうぼう)があると述べてくれています。
必ず会えると。
お互い生きてさえいれば"絶対"に会えると。
書籍の中でその部分は多く語られてはいませんが,
これは彼女の人生の経験値からでた
貴重な紛れもない"真実の言葉"でしょう。
実父は彼女が9歳の時に白血病で亡くなっているそうですね。
日本の芸能界では1994年に他界したのちも
新しいファンも多い,
中川勝彦氏。
数える程しか思い出のない著者である現在の"彼女"は
父の遺してくれた生きた足跡(そくせき)をダイレクトに感じ取って生きています。
私なりの表現でお伝えするなら,著者である
中川翔子さんはお若いのにもう完全に"覚醒"しています。
著者の素養というか才能だけでなく,
ご本人の努力は凄いものがあったと私は感じました。
父の好きだったことや,やりたかったこと,
歌や絵や趣味が,"わたし"の"血の中で"受け継がれ継承されていると
素直に"漏らして"くれます。
その父が生きていた証(あかし)=存在は自分にとって不滅であると。
父と母,祖父と祖母,祖先が紡い(つむい)でくれた"その奇跡",
つまり自分自身を本当の意味で愛せることに驚き
素直に実直に畏怖する日本の現代の"女性"像が浮き彫りにされています。
しかし其処まで彼女が到達するには,
幾多の極めて苦しい"学生時代"があった訳です。
日本の現代の社会問題であり,大きな課題である
学校のいじめ,父兄や学校側の無関心,
不登校,そして児童の自殺です。
![](https://eichanx.com/wp-content/uploads/2019/09/a65be9281b10af532a12d45c6cf86054-1024x651.jpg)
現代のいじめは,
デジタル化されているようですね。
身体同志がぶつかり合う時代とは違って,
これは極めて深刻であると思えます。
![](https://eichanx.com/wp-content/uploads/2019/09/graph00-1024x724.jpg)
平成28年から現在の数は相当数に上ると推測される
私もこうして自分なりにWebCloudを利用していますが,
"デジタルタゥー"※の問題は私自身の課題や問題でもあり,
学校でのいじめに関しての問題は,
SNS(特に※Line)を利用した人権侵害は非常に"まずい"なと本書を
読んで改めて感じました。
![](https://eichanx.com/wp-content/uploads/2019/09/sns-1024x353.jpg)
年代別利用率(平成29年「情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書PDF)
著者のように体験者(当事者)の弁ほど,
強く訴求する言葉はありません。著者の
鋭い指摘は随処ににちりばめられています。
著者がどんなに優しく穏やかに語ろうとも,
"本物の言葉"はひとの心を激しく揺さぶります。
教育関係者,小中学生の父兄は読んでマイナスに
なる事はないと断言出来る書です。
そして今同じ時代に生きている全ての人々が
いまこうして生きていること自体が奇跡すぎる,と
筆者は断言してくれる。
本書を通じた"その説得力"は相当なものでした。
私も世代は違えど,同感です。私の心に響きました。
"講演前の疲れ果てた中年オトコの背中"をそっと押して下さいました。
![](https://eichanx.com/wp-content/uploads/2019/09/DSCF9989-1024x577.jpg)
奇跡が紛れもなく存在するという真実のことに触れてくれた!
奇跡は希望を棄てず信じた者にしか訪れないという,
はっきりとは言葉にはなってはおりませんが"暗黙”の
メッセージを"しっかりと受け止め"させて貰いましたよ。
良い著著に出逢え,
ほんとうに感謝しています。
ありがとう!!
![](https://eichanx.com/wp-content/uploads/2019/09/DSCF9984-1024x577.jpg)