初めてのドアノブ交換!!-アルファ(ALPHA)社製- ピンタンブラー(丸型ノブ) 取替錠-“Wロック シルバー 33KN-TRW-32D-1″のレビュー

アルファ社は創立100年を迎える
日本のトップブランド・メーカーです。
鍵のメーカーとしての認知度は非常に高いです。
また、1968年頃に日本で初めて米国式の
コンロッカーシステムを導入。
しかしながら、
駅前のロッカーシステムにおいての
様々な"革新"的サービスを
提供し続けている事は一般的には
あまり知られてはいないかもしれません。

父の遺した作業場の膨大な遺品整理と
片付けや補修を行っている中、
ひつとの課題に50年以上も"開かずの扉(ドア)"がありました。

本製品であるアルファ社製のドアノブ交換を・・
自力で無事に終えることが出来ました。
建具職のプロフェッショナルで
あった父とはまるで違い、私はドアの
リペア交換など生まれて初めの試みです。

どうにかこうにか、成功しましたが、
最後に"落とし穴"もありましたので、
その辺りも踏まえてレビューいたします。

半世紀以上"開けずの扉"であった
このドアは作業場の人だけが通る為の
勝手口として設置した様子でしたが、
父の木工職人としての仕事柄、
材木の備蓄が大変多く、
次第に材木等に埋もれドアが半世紀も間、
全く使用せずじまいだった訳です。

いざ材木を掻き分けどうにかドアまで
辿り着き、ノブを回そうと
すると全く微動だにしません!

鍵が掛かってるのかと"サムターン"(鍵を回す箇所)
を回せば、引っかかりも感じないので
"がちゃガチャ"動かしノブを動かしましたが、
"挙動"=変化が皆無です!
屋内・部屋側から扉の隙間をのぞき込むと、
鍵をかけた時に飛び出る四角いかんぬきである"デッドボルト"
らしき"姿"も見受けられませんでした。

これは完全にノブが内部で壊れてるかな?!と、
素人なりに咄嗟に思いました。

一瞬、バールでドアを
こじ開けてしまおうかと考えましたが、
扉自体をかなり破壊しそうなので止め、
グローブをして渾身の力を込めて手で回した処、
丸ノブ(インテグラル錠)の内部が破壊され
ようやくドアが開きました!!

半世紀以上も回したことのないドアノブです。
屋内内側ではなくおそらく屋外からの永年の
風雪や雨に打たれて内部の殆どに浸水し、
錆びきってしまっのでしょうか。

早速、ノブを取り外そうと
作業所屋内から"ローズ"と呼称されている
扉に張り付いた金属の丸座を時計回りに回せば、
あとは+ドライバーのみでノブも
錠ケース(錠本体)の抜き出しも
一気に出来ました。
そこまでたどり着ければ、
後は、扉内部に収まった、
"鍵ケース"=鍵本体をドライバーで
抜き取るだけです。

俗に"フロント"と称される
"扉側面"のプレートには"ALPHA"(アルファ社)の
刻印がありました。

当初、ドアノブのみならず、
鍵部全体を新品に交換する予定でしたが、
生憎、フロントのプレート(※後述)の高さ(100㎜)が
WEB検索では存在しなかった※
私の"検索漏れ"かもしれません。

しかし驚いたことに・・半世紀以上
全く使用していなかった錠ケース(錠本体)は、
新品のように"活きて"(生きて)いたことでした!!

結果として、鍵ケースは従来のものを使用し、
錆びていたドアノブのみの交換となりました。

私のような"鍵の素人"でも最低限、先に調べて
おく点(サイズを測る場所)は4カ所のみです。

①バックセット
 ⇒ドアノブまたは鍵穴の中心部から、
  かんぬき穴(デットボルト)があるほうのドア側面までの距離
②フロントプレートの幅・高さ
 ⇒ドア側面の、かんぬき穴がある金属板(プレート)の幅と高さ
③ビスピッチ
 ⇒フロントプレートの上下にある2本の固定用ビス(+)の、
  中心から中心までの距離
④ドア厚
 ⇒ドア板の厚み。装飾部分を含めずにドア板の最も薄い場所を計測。

これから作業する方にとって
言葉だけでは不親切な点もあるかと思い、
自分用に計測違いを起こさないように別のアルファ社の
商品画像を印刷して手書き書き込みした画像を添付します。
(掲載にあたっては、競合他社ではなく
同社製品につき問題はないでしょうw)

上記、③のビスピッチにおいては無段階ではありません。
可変式と謳われていますが、
固定式の3種類(50,44、42㎜)のみが可変対応です。

基本的に・・
私のような個人的な施工上での
トラブルに見舞われなければ、
上手な方なら?30分くらいで
新品のドアノブ交換が出来るのではないでしょうか。


こつは"角芯"(ノブのシリンダーの中央の太くて1番長い鉄棒)
をしっかり屋内から引っ張って、扉に対してしっかり垂直を
保って固定する事です。

また、これ以上ないという程の、
懇切な説明書も添付されてきます。

お恥ずかしながら私がトラブルを起こしたのは
屋内側の最後の"丸座カバー"の固定でした!!

当初、力加減が分からずの無理矢理な?馬鹿力で
斜めに押し込んで回してしまい、内部のネジ溝
を舐めて(傷つけて)しまい
取り付け不能になってしまった事です。

↑丸座においては私のようにそんなに力づくで
押し込みながらネジ回す箇所ではありません汗w。

最後の丸座固定におよそ1時間程費やしてしまいました。

ドアノブ交換は女性でも可能です。
製品自体は素晴らしいプロダクツですので、
お勧めです。

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