1996年製!!-アナログ・コンパクト・フィルム・カメラの頂点に君臨し続ける”逸脱”した傑作!!-MINOLTA社製-“”TC-1″”のレビュー!!-【断捨離No.3】

2023年秋・・。

日本の精密化学ブランド・メーカーである
富士フイルム株式会社
(FUJIFILM Corporation)は
インスタントカメラ
"チェキ"のフィルムを増産した。

同社であるフィルムの主力工場
"神奈川事業場足柄サイト"(神奈川県南足柄市)
に約45億円を投じ、
"チェキフィルム"の
生産能力を約2割増やすと発表した。

2022年秋から今年夏においてもおよそ
20億円をかけて生産増強しており、
今回の投資により、
フル稼働時に21年度対比率は試算上、
およそ約40%増産されることとなる。

新設備は24年秋から順次稼働し
25年度は"フル稼働"となろう。

"チェキ"は
世界100カ国以上に展開しており、
フィルムはミニ、スクエア、
ワイドの3フォーマットを揃え
いずれも増強すると発表した・・。

この記事はアナログ・フィルム・
カメラの撮影TIPSや
撮影結果(現像された写真)を
述べたものではありません。
以下、オークションの説明にも
詳細を述べておりますが、
私はアナログ・フィルムカメラに関して
は全くの"素人"です。

しかしながら
このMINOLTA社製のTC-1を手にした際、
瞬時に咄嗟に感じたこと、
"私の手に余り"
"私にはふさわしくない逸品"
であると悟り、先日は
WEB上にてオークション出品
したものです。

予想を超える極めて激しい"競売"となり、
無事良き落札者様とのご縁に恵まれ、
すべての取引を完了することが出来ました。

以下の記述はオークション出品の際の
出品内容を述べた文章となります。

今後もこの日本が輩出した、
1996年製の窮極的なVintage品は
ミント・コンディションな
状態のものが市場で常に求められ
次世代の有識者(有志)へ
継承されてゆくのでしょう。


そして・・決定的な
完全で完璧な一瞬が、

本機を手にした識者によって
"刻まれて"(刻印)されてゆくのでしょう。

何かの情報の一助になればと、思い

以下を、記します。

************

ご閲覧誠にありがとうございます。
このたびは先代の引き出しから
見つかった出品となります。

私との前代との
続柄は嫡男となりますので、
所有者の権利はこの私にあります。

安心してご入札の検討をどうぞ
宜しくお願い申し上げます。

1996年製の国産メーカーである
MINOLTA社のTC-1が
先代の引き出しから出没した際、
咄嗟に手にし、
ファインダーを
覗いた際、このカメラの筐体の持つ
気品というか品格に
圧倒されました。

非常に軽量で
外装部は滑らかで、
外装パーツ部はおそらく
高純度のチタンを使用しているのでは
と咄嗟に判断した次第です。

業務用音響機器に触れて
いる私にとっても
TC-1というコンパクトカメラは、
カメラに疎い私にも
日本製ならではの創意に満ちた、
傑出した意匠デザインではと感じました。

と、同時に日本のミノルタという日本の
カメラ・メーカーが強い威信をかけて
開発・製造した"傑作"であり、これは
"私のようなものがもつべきではない"
とも感じました。

大変お恥ずかしい限りですが、
私個人的にはカメラの専門的知識
をまるで有していない素人です。

普段は仕事柄、コンデジのオートモード
頼りで撮影をしている程度の者です。

このような私ですが、
個人出品者として可能な限り
機械作動等の検査をしました。

やはり、
高度な精密機器である
本製品の細かい機能に
おいては精査いたしかねました。

先に述べました通り、
フィルムカメラ
の専門知識をまるで
有しておりません。

これに関しまして
皆様のご厚情を賜り、
出品いたしたく存じます。

それでは以下、
今回の出品に際して
あくまで私なりにですが、
検査した
いくつかの内容を記します。

まず、外装ですが、
強い打痕などは見られませんでした。

三脚ネジ穴なども未使用なのか、
状態は良く、大事に扱っていた
印象を受けます。

しかし、
ボディの外装に
使用感があります。

外装に触れた際の
傷の凹凸は感じられませんが、
使用上の小傷が見られます。
チタン素材故に、
傷がつきやすいのかも
しれません。
添付画像にてご査収頂けると幸いです。

内部においても、
特に素人目で見ると
ダメージを見受けることはありませんでした。

しかし、樹脂製?のファインダーの
若干の黄ばみ、その他、
レンズ部においては素人的判断で、
若干の曇り(陰り)を感じました。
(かなり主観差がありますことをご了承願います)

それから大事な点ですが、
永年、ずっと引き出しにしまっていたせいか、
本体の"匂い"が気になりました。

しかし約1週間、出品にあたって
室内に置いてゆくうちに所謂"古臭さ"は
軽減されてきたように感じます。

本体であるTC-1の"取り扱い説明書"を
探してもどこにもありませんでしたが、
先代の書斎の封筒に、ようやく、
発見できました。

しかしながら、紙の経年劣化は進み、
マニュアルのコンディションは
かくして良くありませんでした。

表紙部に破れ、本内容も読むには問題ありませんが、
傷みを感じます。
(付属の説明書はシュリンクし、同梱いたします)

その代わりといってはなんですが、
40頁程のA4サイズに印刷した
TC-1の日本語対応の
マニュアルをおつけいたします。
お役に立てると幸いです。

テスト用電池(123A)を取り寄せて、
怖々とマニュアルに沿って、
電源を投入。
(enevoltエネボルトCR123Aの3V
を使用。2本セットでしたのでテスト
で使用したものは本体から抜きだし、
未使用品を含め2本同送いたします)

問題なく起動しました!!

まだこれだけでは出品に際し、
検査は曖昧と考え、35㎜の
フィルムもネットにて購入。
(外国製の8枚のみ撮影可能な
廉価品です)

無事にフィルムを装填し、
起動すると、
メカニカルな
機械音とともにフィルム
装填が自動的に完了し、
チタンで閉ざされていた
窓が開いてレンズが飛び出し、
その筐体の"ギミック"ぶりに大変驚きました!
(デジカメと違い、機械音が私には"派手"に感じました)

1枚だけ、音響機材の置いてある
自室内をストロボ撮影してみました。
問題なく、シャッター音とともに
撮影できたのか、
1枚目から2枚目で待機
している様子です。
(出品に際して
フィルムは装填したままの
状態といたします。
テスト用にフィルムをご使用して
頂けると幸いです)

今回、現像までには
至りませんが、素人なりに
かなり問題なく作動出来て
いるのではという印象を
受けました。夜間での
液晶設定変更や確認で
使用する?ボディ表示の照明(黄緑に
光る)も健在でした。

(留意点)
これは、私の使用方法が間違って
いるためなのか、機材本来のバグ
なのか、それとも機能的にどこか
問題があるのか定かではありませんが、
電源を入れてからあちらこちらを(ロック解除
ボタンやその他のボタン等を)
触っていたりダイアル回していると、液晶が点滅し、
動作できなくなる症状がテスト中、
一度ありました。
しかしながら、電池室から
電池を一旦抜き取り、
使用電池をすぐに入れて再起動すると
問題なく動作しました。

短期間となりますが、
気になる留意点は
以上の1点でした。

出品内容は
本体であるTC-1、
リチウム電池セット、
装填したままの、
カラーフィルム(8枚のうち
1枚は撮影済)、付属していた、
マニュアル、および、A4サイズの
印刷した日本語マニュアル、
以上となります。

追記:
先日、富士フィルム社は
1998年に登場した"チェキ"
(その場でプリントのしあがりが
楽しめるインスタントカメラ)の
昨今の爆発的な流行による
フィルム供給増産のため、
工場設備投資に45億円を投入しました。
若い女性からシニアに至るまで、
カラーフィルムの持つ素晴らしさが
広まるなか、本製品であるMINOLTA TC-1
はコンパクトカメラの頂点に君臨する
製品であるのは間違いないことかと存じます。

四半世紀前の精密機器であるが故、
あくまで現状渡し(返品不可)をご了承願います。

それでは、
ご入札お待ち申し上げます。

--------------------------

以下スペックは
説明書の写しとなります。

発売年 1996年
レンズ G Rokkor 28mm F3.5
測光方式 外部中央重点測光、スポット測光(露出ロック可能)
露出制御 絞り優先自動露出(F3.5、F5.6、F8、F16)
シャッター速度 8秒~1/350秒(超露出制御、F3.5、F5.6でのみ1/700秒まで)
大きさ 99x59x29.5mm
質量 185g
電池 CR123A×1個
生産国 日本製
備考 ・本体ボディにチタン使用
・円形板をターレットで差し替え、すべての絞りで完全円形絞りを実現
・名刺サイズの世界最小級ボディ
・フィルムのDXコード対応

↑限定のブラックモデル。
極めて稀少品となる。

--------------------------

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です