荒々しくも凄まじいフィルムの猛威の咆哮!!-日本映画!!-Junk Food 1997【完全版】-山本政志!!-監督脚本の語り告がれた傑作!!

↓下記理由に依り、
5万再生回数に及んだ本作品は
私のYouTubeチャンネルにて
削除された。

2023/05/16 18:45分:
x eichan 様
平素よりお世話になっております。
YouTube チームによる審査の結果、
お客様のコンテンツはヌードや性的なコンテンツに
関するポリシー に違反していると判断されました。
そのため YouTube から次のコンテンツを削除いたしました。

お客様のコンテンツがポリシーに違反している理由

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生々しい性的なコンテンツは許可されていません。
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『JUNK FOOD』(ジャンクフード)
は1998年に公開された日本映画です。
山本政志(やまもとまさし監督)。
オムニバス形式で横浜のアンダーグラウンドに
間違いなく実存在すると
感じさせる者達の
一日を描ききった傑作です。

上記に記したYouTubeサイドの審査は、
はなはだ私には理解し難いものであったが、
仮にエロスをポルノと捉えるか、
それよりも"美意識"と感じるか否か、
もしくはコトバではなく暴力描写を踏まえた登場者同士のぶつかりあいを、
"刹那"(仏語=1回指を弾く間に60あるいは65の刹那があるとされる)として捉え、
"一期一会"の"出会いと別れ"をどう捉えるかは観た者によって
それぞれ個々の"美意識"(感じ方)に相応の隔たりがつきもものである。

冒頭では"謎の婆さん"から始まり、
薬漬けのOLが登場したりと、
なにやら好き嫌いのはっきり分かれる
退廃的なサブ・カル映画の
ジャンキーものだと観なくなっては
あまりにも勿体なさ過ぎる
優れた映画です。

この手の映画はどうも苦手!と感じる方、
"お手隙"があれば是非、
我慢して暫く観ていて欲しいです。
この映画には見事に"大事なこと"が
描かれています。

死んだ親友の遺骨を持ち歩いている"ヒデ"。
目を細めて"彼"=ヒデを観ていると
"キング・オブ・ロック"
の殿堂であるあの"忌野清志郎"を彷彿とさせます。

中国系アメリカ人の娼婦ミャンもまた紅一点で
愛くるしい程にどこか清々しさを感じさせてくれます。

ハートフルなパキスタン人のカウル。

特に中盤での名も無きチーマー(不良)達の
乱闘ぶりは見ものです。
刃物に慣れた小僧がジャックナイフで相手を
刺すシーンなど極めてリアルなスピード感を
捉えています。

倒れた相手の視野は
夜のアスファルトに実際に何度も倒れた
ことがないとこれだけの絵は描けないと思う。

総ての役者達が生き生きと役所を演じている。
ヤマモト監督が只者でない事を伺い知れます。

欲を謂えばこの作品には
これだけ様々な
クルマが登場するのだから、
"音声さん"がV型や直列の排気音を
迫力あるサウンド編集に仕上げて欲しかった。

しかしながら音響編集の課題は、
圧倒的な外国映画のサウンドとは異なり、
この作品に限ったことではなく
総ての日本の映画作品における課題です。

冒頭に出てきた謎の"婆さん"の理由は
最後まで観ないと分からないようになっています。

この作品は私にとって
大事な2点を伝えてくれます。

人生はひととの出逢いで始まり、
その総てを終えるという"自明の理"。
人との出逢いは総てが
偶然から生じたものであり、
いずれ必然性を帯びてゆくということ。

押しつけがましは皆無!。
見事に端的に映像から
その真理をダイレクトに伝えています。

この映画に登場する者達の出逢いと
別れは格好良すぎました。

クルマのグローブボックス
に忍ばせた拳銃を見つめる
パキスタン人のカウル。
"彼"は最後にどうするのでしょうか。

最後に私にとって作品から
感じる大事な1点。

情報過多の今の時代だからこそ、
良いも悪いも皆が"詳しい"。

本当はあることを
"知ってしまった"が故に、
楽しいどころか
生きるのが苦しくなって
しまうことさえあります。

知らなくても良いことwって
案外実はたくさんあるということです。

そんな平和ボケした私にとっても
大事なものを感じられる。

疾走感に溢れた素晴らしい映画です。

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