弥勒”菩薩”に守られ続けた”闘神”!!-勝新太郎-座頭市-1989年!!-最後の闘い!!

2022年。
私は"生き急ぐ"かのように
過去の記憶に強く残る
多くの映画を見ていた。
読書には乱読という類いがあるが、
果たして映画作品には"乱"はあるのだろうか?!
新しきドキュメンタリーの映像作品を
含めればその作品は数百を超えていた。

その中に、
"勝新太郎"の座頭市、
1989年の映画を観て衝撃を受け、
そして再び感動した。
(本記事の『座頭市』※(ざとういち)は、
1989年2月4日に松竹で封切り公開された日本映画である)
※『座頭市』(ざとういち)は、
兇状持ちで盲目の
侠客である座頭が、
諸国を旅しながら驚異的な
抜刀術で悪人と対峙する、
アクション時代劇

素晴らしい作品は
数十年経とうが、
決して色褪せない。

"座頭市"は
日本だけでなく、
世界中で愛され続けてきた。

勝 新太郎(かつ しんたろう)
1931年(昭和6年)11月29日-1997年(平成9年)6月21日
下咽頭癌で死去。享年65歳。

世界の三船敏郎と並び、
萬屋錦之介、高倉健らと同様に、
世界的に著名な日本人男性俳優のひとりである。

私のような者が、
映画をどれだけ評価できるか
はなはだ疑問であるが、
"座頭市"は
"殺陣"(素手素足もしくは武器を用いた演技で
技斗・擬斗・擬闘とも呼称される。
殺陣は主に時代劇、
技斗は主に現代劇に用いる)
においては半世紀以上から
極めて強い影響力を及ぼした。

生前にかの
BRUCE LEE(リー・ジュンファン(李振藩))
"先生"が座頭市(勝新太郎)の大ファンであり、
尊敬=リスペクトしていたことはあまりにも
有名な話である。

いまはあまり執筆時間もないので、
時間を割き、改めて詳細を述べたい。

勝新太郎の生み出した、座頭市の
居合い(剣術)は誠に異色であり、
かつ実践的であったということ。

だからこそ世界中の多くの人々を
惹きつけた。そしてその武闘は
かなり合理的で実践的であった。

CGもデジタル技術の皆無だった時代。

スピードとパワー、
"市"の放つ"太刀"は
"凄まじい"その一言に尽きる。

この記事は
いずれタイトル通りの趣旨となる。

文字通り、
<弥勒"菩薩"に守られ続けた"闘神"!!-
勝新太郎-座頭市-1989年!!-最後の闘い!!>
英訳すれば、
<"Maitreya Bodhisattva"-It kept being defended"-
"Fighting God"-The last battle in Shintaro Katsu-
1989 of the Zatoichi!!>

この度、あえて
可能な限り、
高画質、音質でYouTube上に動画掲載しました。

是非ごらんになって頂けると
嬉しいです。

【解説/みどころ】
1973年から25作以来、
TVシリーズ100本を間に挟み
16年ぶりに座頭市を銀幕に蘇らせた。
勝新太郎による製作・監督・脚本・主演作品。
"曰わく付きの作品"※注である。
仕込み杖の居合い抜きは冴えわたり、
市のキャラクターは、
勝自身の年輪(当時57歳)とともに
さらに一段と奥行き深きものとなった。
助演陣も強い個性=癖のある
異色派俳優を多く起用。
特に最後まで菩薩のおはん役が
見つからなかったが樋口可南子が選出され、
猛烈な色気は出色である。

宿場町同士の血の抗争に巻き込まれた市は、
自分を慕う少女を買っていった一味に怒り、
両者を皆殺しにした後に、
いずこともなくまた去っていった。
脚本は撮影現場で始終手を加えられ、
変更されていったのも勝新演出らしい。
市を尊敬し想いつつ
最後に彼に斬りかかる浪人を
演じた緒形拳の好演は最後まで
見逃すことが出来なかった。
※注
誠に遺憾ながら本作の殺陣のリハーサル中、
五右衛門役の奥村雄大(鴈龍=がん りゅう
1964年8月9日-2019年11月1日没)の
持っていた真剣(本物の日本刀)が子分役の俳優の
首に刺さり死亡する事故が起きてしまった。
奥村に真剣を持たせたのは助監督で時代劇経験のない、
急遽集められたスタッフの一人であった。
"真剣の使用における安全管理の問題"や
"重大事故の発生にもかかわらず撮影を続行する製作姿勢"などが問題視され、
大スキャンダルとして報道された。尚、
奥村は勝の長男で、本作が映画デビュー作であった。
勝新新太郎はその事件報道の
集中砲火を浴び満身創痍となってしまったが、
なんとか公開することに成功し映画は大ヒットとなった。

↑映画史上、私にとっては10位の中に必ず入る、
官能的な"濡れ場"=ラブシーンである。
樋口可南子(おはん)VS勝新太郎(座頭市)

スタッフ

  • 監督:勝新太郎
  • 製作者:勝新太郎、塚本ジューン・アダムス
  • プロデューサー:塚本潔、真田正典
  • 原作:子母沢寛
  • 脚本:勝新太郎、中村努、市山達巳
  • 脚色:中岡京平
  • 撮影:長沼六男
  • 照明:熊谷秀夫
  • 音楽:渡辺敬之
  • 美術:梅田千代夫
  • 編集:谷口登司夫
  • 録音:堀内戦治
  • 音響効果:帆苅幸雄
  • スチール:金田正、大谷栄一
  • 監督補:南野梅雄
  • 助監督:猪崎宣昭
  • 主題曲:JOHNNY「THE LONER」
  • 題字:日比野克彦
  • 殺陣:久世浩
  • 特殊造型:江川悦子、大池しおり、佐和一弘、寺田高士
  • 現像:東京現像所

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