シャーマン(呪術師)とは?!スピリチュアルとは?!カルト的”音響機材”!!-初代(初期型)1997年製!”Sherman”-“FILTERBANK”(シャーマン・フィルターバンク)に触れる たびに思い起こされた人類史上崇高で偉大な”3人の天才”達-“エジソン”-“テスラ”-そして”ジョミーク”について!!

これまで"Sherman"社製
"FILTERBANK"に
触れるたびにいつも私が感じてきたことは、
実存する"シャーマン"(霊媒師)たちに思いを馳せるのと同時に、
人類史上偉大な"3人の天才"を彷彿することだった。

↑日本"三大霊場"のひとつ青森県"恐山"

これは【初代(初期型)1997年製!"Sherman"-
"FILTERBANK"(シャーマン・フィルターバンク)】
に関する記事と連動している。

シャーマニズムにおける
"シャーマン"に関しては
ある程度詳しく前回の別記事で述べた通りである。

余談になるが、
日本で1番有名なシャーマンは、
なんといっても"卑弥呼"であろう。

魏志倭人伝から原文の抜粋

ただ、"卑弥呼"に関しては
実は何人(なんびと)もよくは分かっていないものの、
生粋のシャーマンであったという説は有力である。
夫は持たず、神に仕える巫女であったとされる。
当時、論理的な統治による政治は行われておらず、
卑弥呼は「鬼道(きどう)」と呼ばれる呪術によって、
"神"=天からの"お告げ"を傍受することで国を治めていたようだ。

↑再現された卑弥呼の食事
前列中央に弥生時代の米の主流である赤米の強飯がみえる

シャーニズムの研究過程において、
今年(2021年)日本で最も話題となり
問題作となった文芸書・・
・・

"私が見た未来"-たつき諒 (著)
に遭遇した私は即座に
"復刻完全版"を入手した。

絶版となっていた書が諸般の事情から
復刻されたのだ。

著者である
"たつき諒"は紛れもなく
21世紀の"いま"を生きる日本人の
"卑弥呼"という記号に近い"シャーマン"であろう。

この書籍は
シャーマニズムの研究におおいに役立った。

シャーマンのトランス状態までの課程における儀式は様々である。
一部の大陸では、哺乳動物の生血とウォッカを割った飲料を
体内に入れることで"忘我状態"になる者もいれば、
日本のイタコ達のように厳しい修行と
経文を呟くだけでトランス状態に陥るなど様態は様々である。

"私が見た未来"-たつき諒 (著)に関する
書籍は別の記事で改めて
レビューさせて頂こうと考えている。

それでは
人類史上希有な"3人の天才"に関して
お話ししたい。

3人のうちの
2人は生粋の科学者、残る
1人は非凡で不世出な
音楽プロデューサーの
3人の人物である。

この3人のお話を
して前回と連動記事となる
本投稿を〆させて頂きたい。

この項目での
テーマはズバリ、
"あなた"にとって
"あの世"(霊界)はあるのか?!!という
問いのきっかけになって頂ければ著者として本望だ。

読者の"あなた"が
亡霊(幽霊)の実在を
信じるにしろ、
信じないにしろ、
近代~現代の才能と
実績を兼ね備えた科学者達の多くは
"何かある"と考えた・・もしくは
"何か或る"のは事実であると感じている、
もしくは信じている賢者が非常に
多いという事実がある。

要約すれば、
世の中の
世界の誰よりも
"神や宗教"や"あの世"のことを
真面目に考えてるのは科学者である。
その事実は100年前も現代も不変であろう。

科学者は幽霊や神を
科学的現象として検証しようとしてきた。

しかしながら検証した結果は現在までに
誰ひとりとして神や幽霊が存在するという
科学的証拠を発見できた人物はいないという
のもまことな事実である。

それでも・・
天才科学者達は、
神や幽霊を"信じて"きた。

ここで述べる
"3人の天才"は
特に顕著な傾向があった。

"3人の人物"のうち
まず1人目の天才は
21世紀現代の
世界中の子供たちでさえ
誰もが周知の
"トーマス・アルバ・エジソン"
Thomas Alva Edison
(1847年2月11日-1931年10月18日没)
からお話ししたい。

傑出した発明家として知られ、
生涯におよそ1300もの発明と
革命的・技術革新を行った人物である。

"努力の人物"として知られ、
世界中に"彼"の伝記が存在する。

事実、発明の為の
研究は昼夜関係なく
時を忘れて"彼"は没頭した。

普段の睡眠時間は
30分ほどの仮眠を1日数回程度、
計3時間ほどしか取らず、
ほぼ24時間体制と言ってよい己の計画に従って
仕事を励行、持続し徹頭徹尾、その生涯を貫いた。

"彼"は無学で一切として"学歴"をもたない。
幼少時代から正規の教育すら受けていない。

幼少時代から"凡人の
教師達"にとってはおよそ
"手に負えるような児童ではなかった"。

少年時代、
新聞販売員として働き、己のみの努力で
実験室を建設したエピソードも見逃せない。

私はそういう人物に本当に極めて"弱い"。

そういう人物は"リスペクト"せざるを得ない。

16歳になる頃ににはすでに
電信技士として働いていた。

そして耳が不自由でもあった。
(私の遙か遠い記憶を辿ると、エジソンの"難聴"は、
耳ごとオトナに非常に強く引っ張られた体験により、
片耳の難聴(鼓膜が損傷)したという記憶があるが、
それは"勘違い"だろうか・・)

またエジソンは多くの異名を持ち、
「努力の人」「非常な努力家」「不屈の人物」
「発明王」から「The Wizard of Menlo Park(メンロパークの魔術師)」
(起因は研究所の置かれた地域)から、
「映画の父」「訴訟王」など数多い。

傑出した発明家として知られるエジソンは、
ゼネラル・エレクトリック(GE)社の創業者でもある。

発明王エジソンといえば、
電話、蓄音器(つまり録音・再生装置)、
電気鉄道、鉱石分離装置、"トースター"等
電灯照明などを矢継ぎ早に商品化した。

中でも注力したのは白熱電球であった。

数多くの発明家として有名であるが、
その中には・・??となる発明品も中にはあったが、
プロトタイプの多くは現代でも進化した形となり
我々の生活にはなくてはならない必需品ばかりだ。

GE社は彼が発明した
白熱電球といった民生家電製品だけでなく、
発電から送電までを手がける電力事業に
尽力を注いだ(つまり"直流"=DCでの
伝送システムである)。

自分が選択し採用した
"直流"(DC)送電に拘るあまりに
交流における長距離
送電の優位性を受け入れられず、
交流を採用した"ニコラ・テスラ"および
"ウェスティングハウス"との間で
熾烈な"電流戦争"に陥り結局は敗北する。
またヘリコプターを作ることを考案しながらも
安全面の問題から断念したことで、
"ライト兄弟"に先を越された。
("X線実験の悲劇"的な顛末※など、
エジソンの研究には当然、
数多くのリスク=犠牲者も生じた)

↑被爆したダリーの手

※クラレンス・マディソン・ダリー(1865~1904年)は、
トーマス・エジソンの助手をしていたガラス吹き職人である。
1895年にヴィルヘルム・レントゲンがX線を発見した後に、
エジソンは"タングステン酸カルシウム"を利用した
蛍光透視装置の開発に取り組み、
"Clarence Madison Dally"
(ダリー)とその兄弟のチャールズはその実験の
助手を務めた。エジソンの透視装置は、
"シアン化白金バリウム"を用いた
レントゲンの装置よりも鮮明な像をつくることはできた。
しかしクラレンス・マディソン・ダリーは、
エジソン研究のX線管装置の人体実験台となり、
両手を切り落とすまでに至る壮絶な状況に陥った。
進行性ガン(悪性新生物)により39歳で没。
ダリーの死後まもなくエジソンはX線研究を断念した。
ダリーは放射線実験の影響で最初に被爆し
亡くなったアメリカ人とされる。
原文引用サイト↓

https://www.vintag.es/2019/06/the-hand-of-clarence-madison-dally.html

エジソン陣営のGE社が
"直流方式の送電システム"を考案したのに対して、
"ジョージ・ウェスティングハウス"が設立した
ウェスティングハウス(WH)社は、
エジソンの宿敵とも言われた
ニコラ・テスラ(後述)が発明した交流方式で対抗する。

とても面白いのはエジソンとニコラ・テスラは
上司(経営者)と部下(スタッフ)の"関係"=つまり
運命的な"縁"があったことだ。

二人は崇高な科学者であったが、
残念なことにまるで
"人間性"が異なる。

1880年代から90年代にかけて、
電流システムの業界標準をめぐる
両社(エジソンとテスラ)の熾烈な確執は、
<<電流の戦い(War of Currents)>>と現代でも語り伝えられている。

晩年の"彼"=エジソンは、
高齢となって会社経営からは身を引くものの、
研究所に籠もり""死者との交信実験(霊界との通信機の研究)""を続けた。

1914年12月に研究所が火事で全焼して約200万ドルの損害を被ったが
臆することなくその後も死者との交信について強い関心を持ち研究を続けた。

その"霊界通信機"のことを"i-Phone"ならぬ、
"Spirit Phone"(スピリット・フォン)と呼ぶ。

エジソン死後、
1948年に出版された著書
"Diary and Sundry Observations"の最終章において、
霊界通信機の構想の詳細が記されていた。

しかし出版において
最終章は全て削除された。

エジソンの栄誉のために?、
エジソンの偉大さに
"傷"をつけてはならぬという
関係者と親族?らの配慮の上での
隠蔽・抹消であったのだろうか。
もしくはエジソン本人の意思に依る削除であったか・・
現在も調査中であるがなかなか決定的な情報がない。
いずれにせよ、その記録(最終章)は
近年まで完全に失われてしまっていた。

しかし、フランスで同書の完全版の
"仏訳版"が見つかり、再版され
エジソンの"霊界通信機"研究の事実が証明された。
余談になるが仏訳は"Thomas A. Edison. Mémoires et observations"というタイトル。
私の記憶では確か2015年に出版されているものの、日本在住でこの書籍を入手するのは
極めて困難である(書籍を購入する課程においては最難関と呼べるレベルに相当すると判断している)。

1931年10月18日、
ニュージャージー州ウェストオレンジの自宅で死去(満84歳没)。

最後にエジソンの
"女性関係"であるが
おおむね・・いや"すこぶる”
くらいに幸せな生涯であったと個人的には判断できそうだ。

エジソンは"運命的"に
本当に素晴らしい女性に巡り会えている。

1871年。
トーマス・アルバ・エジソンの母であるナンシーは
エジソンの成功を見ることもなく亡くなっている。
母を失いエジソンは悲しみに暮れた。
そのエジソンの悲しみを慰めてくれたのが、
当時少女であった
"メアリー・スティルウェル"(1855年9月6日-1884年8月9日没)
女性。メアリーはエジソンの研究所で
働くうら若き16歳の少女であった。

エジソンはその少女である女性に一目惚れした。
母の死後から半年後の1871年12月24日のクリスマス・イブに、
エジソンはメアリーと結婚した。
当時エジソン24歳とメアリー16歳であった。

1876年エジソンは、
メンロパークに研究所を建築。

蓄音機を発明した後に、
白熱電球の研究を開始。
白熱電球の改良・発明はエジソンの最大の発明であったが、
大変な尽力と集中力、つまり凄まじい苦労が伴うものであった。

家庭をしっかりと支えたメアリーであった。

一方エジソンは白熱電球の困難な開発研究に没頭する期間となり、
家庭を顧みる暇は皆無に等しかった。

メアリーは良妻賢母であったが、
エジソンとは様々な価値観に相違があった。
たとえば1877年に発明されたエジソンのフォノグラフ型蓄音機は、
円筒の筒を回転させてそこに音を振動の溝として刻印された。
その溝の振動を再度読み取って音として再生させる装置である。
録音、再生には向いているが、大量複製して大量生産するのは難しい発明であり、
現在で謂うところの"一発勝負"=一発録り、である。

実際、エジソンはこの蓄音機の発明のコンセプトに、
"死に行く人がメッセージを残す媒体"として懸命に開発したのだ。

史実は1877年12月に蓄音機の第1号を完成。
この蓄音機は、筒に錫箔(すずはく)を巻き付けた円筒型のレコードを使うもので、
彼は音を記録する"事務機器"としてあくまで開発した。
メアリーはこの偉大なる発明品に難色を示したという。
"神"に触れる(接触)行為なのではと畏れたのだ。
当時の一般的なうら若き女性ならその感じ方は"当たり前"のことであろう・・。

さらに二人の間には三人の子供がいた。
(マリオン・エステル・エジソン、トーマス・アルバ・エジソン・ジュニア、ウィリアム・レスリー・エジソン)

エジソンが白熱電球の発明に成功した後の1884年8月9日、
メアリーは病気で死去。29歳であった。
(モルヒネの過剰摂取が原因とも謂われている)

病死であったが、メアリーは神経衰弱してしまったのか。
エジソンはまるで妻を失った悲しみを払拭するかのように、
ますます次なる発明研究に没頭していった。

のちにエジソンは運命的に
ミナ・ミラー(1865年7月6日-1947年8月24日没)と出会った。

エジソンはミナと交際を始める。
ミナ・ミラーは有名な発明家であり裕福な実業家(億万長者)、
"ルイス・ミラー"の生娘であった。
ミナは社交性もあり気も強い娘(女性)だった。
さらに知性の高い女性でもあった。

"口説き文句"は"ふたり"は
モールス符合(モールス信号)であったというのも
ルイスの生娘とうら若き天才発明家同士の
"粋"な愛の"交流"表現といえようか。

1886年2月24日、
オハイオ州アクロンで、
エジソンとミナ・ミラーは挙式をあげた。
当時エジソン39歳、ミナは20歳であった。

ミナは生粋の知性と社交性で、
エジソンの仕事と社交界
(交友関係)をしっかりと支えた。
そして前妻の子供達三人もしっかりと育てあげた。

エジソンとミナとの間には、
マドレーン・エジソン、
チャールズ・エジソン(ニュージャージー州知事アメリカ海軍長官代行)、
セオドア・エジソン(発明家・環境活動家)の3人の子供が誕生している。

1931年にエジソンが84歳で死んだ当時、
ミナはまだ65歳だった。

そののち4年後にミナは1870年代からの知人である、
エドワード・エバレット・ヒューズと再婚。
ニューヨーク州グレンモントに居住した。

グレンモントでミナは1947年に没。

82歳であった。

・・・。

【編集後記】
エジソンの功績は
あまりに偉大で
不世出なものが多いが、
"改良発明"が多いとされ、
盗作疑惑のあるものや当時から
誹謗中傷を受けたものも数多い。
裁判になった製品は数知れない。
それは彼自身の人間性=人格に起因した
原因から生じたと思われる一方、
エジソンの遺産相続の紛糾に
起因する面もあるといえようか。
(妻であるミナとトーマスエジソンは45年間もの間夫婦であったが、
エジソンが破産した場合に債務がミナに託されることを防ぐために、
個人的な所有権利はミナの名義であった)

しかし"彼(エジソン)"は"けち"でも有名である。

けちというよりも私からみると
"ドケチ"に部類するだろう。

エジソンは天才であったから、
"二足のわらじを履く"という諺での
"履ききれる"ような"凡才"ではなかった。

経営者手腕としては、
一般人よりも劣っていたかもしれない。
有能な部下や人材育成ができるような人物でもなかった。

しかし私個人的には
世界中の"エジソン非難"
を否定したい。

上述したように、
エジソンは決して恵まれた幼少・青年時代を
過ごしていた訳ではない。
まともな正規の教育すら受けていない。

多くの発明に関わる研究には
莫大な資金が必要である。

資金にありつけなければ、
どんな理念も理論も発明家にとって
すべては"紙芝居”に終始する。

そうした生育環境下に育ち、
"けち”になるのは当たり前のことだ。

"彼"の人間性が非難されることも多いが、
真理への追究心や情け容赦ないほどに己に厳しく、
尽力を費やしたその意欲と行動力は、
どんなに"過大評価"されようとも過言ではない。
それほどに偉大である。

なにせエジソンは生粋の
"直流”の帝王=王者である。
その話は巻末に総まとめとして
触れさせて頂きたい。

2人目の天才は、
セルビア系アメリカ人の物理学者で電気技師
発明家のニコラ・テスラ
Nikola Tesla,
(1856年7月10日-1943年1月7日没)
である。

"彼"の功績もまた
エジソンと並び
計り知れない。

テスラもまた、
天才的な頭脳と革新的なアイディアによって数々の発明品を残し、
それらは現代における我々の生活に多大な影響を与え続けている。

目の前の"あなた"の
部屋のコンセントで"あなた"の利用
を待ち構えている"電気"は、
発電所から長距離の送電線を介して
"交流"で届けられている!

交流電流のいちばんのメリットは
"変圧"がし易い!これに尽きる。

高電圧で送電することで
非常に遠くまで電力を届けることが出来、
一般家庭で扱いやすい電圧に下げて利用されている。

テスラが提唱した交流電流は
現代世界の我々の暮らしに
欠かせない必須な存在である。
それから後述するが、"あなた"の
所有する無線機(スマホやタブレット)は
元々"テスラ"の発明によるものだ。

蛍光灯、電子レンジ、ラジオ、リモコン、
交流電力システムはテスラによるもの。
(即ち現代のWiFiの原型となる、
無線でどこでも電化製品を駆動できる"ワイヤレスシステム"の
プロトタイプはなんと!1889年に開発されていた)

まず"彼"は8つの言語に堪能であった。
それだけでも尋常な人物(只者)ではない。
(セルビア・クロアチア語・チェコ語・英語・フランス語・ドイツ語・ハンガリー語・イタリア語・ラテン語)で、
詩作、音楽、哲学にもきわめて精通していた。7つ年上の優秀な実兄が亡くなったのをきっかけとして、

様々な恐怖症(現代で謂うところのおそらく強迫神経症)に苛まれた。テスラはこだわり(執着)が強く、
ホテルでは3で割り切れる番号の部屋にしか泊まらず、服装もシルクのシャツ、手袋と決まっていた。

""神""が選択したとまでいわれる究極の天才肌と称され
後年の世界のカルト新興宗教において

"テスラ"の功績や構想を都合よく利用し続けてきた。

↑日本においてのカルト集団と化した"オウム"教団の必読の書であったのが本書である。

↑私の所有する初版本である

"電流戦争”においてはテスラ側陣営とエジソン側の陣営は
宿敵ライバル関係となり結局テスラ側が圧倒勝利する。

↑ブラック・ユーモア溢れるイラスト画像のひとつ。
テスラの両手は紐で括られたうえ素手で、

いたってハンデがあるものの、
エジソンが鼻血を出している!
つまり"電流戦争"においてははテスラ側の圧勝だった!

テスラは
現在のクロアチアに生まれる。

学生時代は
オーストリアのグラーツにある
工科大学で電気の研究を行っている。

学生当時から
"彼"は"交流"の技術的工学理論を
ほぼ完全に理解し、
やや詳細記述となるが、
"グラム発電機"という
"発電機およびモーター"の両様の機能を持つ
"直流式機械装置"を目にしたことで、
"回転磁界の原理"に閃いた紛れもなく天才である。

モーターを駆動する回転磁界を生み出すために、
交流を用いることを思いついたテスラは、
交流モーター(二相式誘導モーター)を完成させた。

そのモーターを三相以上に発展させ、
より高度な発電機などの関連技術と合わせて
体系化したのがテスラの
"多相交流システム"となる。

卒業後はフランス・パリにあったエジソンの子会社に関与した。
直ちに尋常ならざる能力が認められ米国に渡ることとなった。

"彼"はもはや"交流"の
"世界的な実用化"を
推進しようと野心を抱いていたに違いない。

エジソンの子会社に関わったものの、
エジソンとは相性が全くといって合わない。

エジソンは強固な筋金入りの直流主義者。
それに対してテスラは交流主義者であった。

エジソンは交流の技術的意味は理解できても
その優位性を認識することができずに(しようとせずに)、
高電圧の交流は人間に極めて危険であるといって非難し、
非難するだけでなく、
交流は死刑に使用する電気※であり、
人道的に問題があると言ってネガティブな
キャンペーン=プロバガンダ(広報)で
交流(すなわちテスラ非難)の誹謗をするに至った。
※↓以下はWIKIより抜粋し編集した内容
エジソンサイドはさまざまな動物が交流で感電死するシーンをはじめ、"死刑執行"までを利用し"交流"を誹謗した

↑当時の死刑執行に使用された電気椅子

ウィリアム・ケムラーWilliam Kemmler, 1860年5月9日 - 1890年8月6日)は、
初めて電気椅子死刑になった人物である。
"彼"の電気椅子による死刑執行を利用しエジソンは電流戦争に勝とうとした。
ケムラー側の弁護団は電気椅子はあまりに残酷で異常な刑罰だと抗議したものの、
トーマス・エジソンが政府を利用しその執行手段=立場を支持。
そして、その刑は執行された。エジソンは直流電流を推し、
交流電流が人間にとって極めて危険だということを世界に納得させるため、
その悲惨さを宣伝に使いたかったためと推測されている。
それは史実上、ほぼ間違いない。
そしてその処刑は凄惨な非人道的な顛末を迎えた。
全く予想・予定通りにいかなかったのである。
発電機は交流1000ボルトに充電されていた。
それは速やかな失神と心停止を与えるに十分だろうと予想された。
その電気椅子は事前にテストを済ませ、前日には馬を感電死させるのに成功していた。
ケムラーは17秒間、電流を流された。
立会人たちによれば、肉の焦げる臭いがし、吐き気を催した見物人が数人、
部屋から逃げ出したそうである。
電流が切られ、ケムラーの死が宣言された。しかし・・・

立会人はケムラーがまだ呼吸していることに気がついた。
主治医のエドワード・チャールズ・スピツカ博士(Edward Charles Spitzka)ならびに
チャールズ・F・マクドナルド(Charles F. Macdonald)博士は
ケムラーの生存を確かめるため、前に進み出た。ケムラーはまだ生きていた。
スピツカ博士はこう叫んだ。「電流を戻せ!!早く。ぐずぐずするな!!」

再び電流が流されケムラーは2,000ボルトの衝撃を受けた。
皮膚下の血管が破裂し出血し、ケムラーの体は燃えだした。

結局、処刑が完全に終わるまで8分をも要した。
"ウェスティングハウス"は後にこうコメントした。
「彼らは斧を使うべきだった」。立会っていた記者の1人も「恐ろしい光景だ。
絞首刑よりはるかに悪い」と言った。

エジソン並に、
エジソンさえ懼れた人物・・・
いやそれ以上と評されるほどに、
19世紀中期から
20世紀中期にかけて
偉大な業績を数多く収めたテスラは、
交流電流にて長距離の送電を可能にしたほか、
のちに無線通信やエネルギー伝達についての
研究でも知られる。

前述したように"彼"は1884年にアメリカに渡り
エジソンのもとで働くが1年後には独立している。

1880年代後半にトーマス・エジソンは
直流送電を中心としたシステムを提案したが、
テスラは交流送電を推進、
エジソンと完全な敵対関係となってしまう。

その後年に、既に先述した通り、
テスラはジョージ・ウェスティングハウスから
研究費100万ドルと特許使用料の提供が生じ、
エジソンとの"電流戦争"には圧勝し、
一躍当時の"時の人"となった。

しかし問題はテスラは交流電流を発明し、
当時"直流電流"を普及させようとしていた
トーマス・エジソンの"資本主義社会"での
究極的なライバルとなってしまった。
(つまり私が個人的に
"惜しむらく"はこの偉大な
天才二人が共同開発したり、相互歩みよっての
"提携的な研究をすることが歴史上なかった"ことが猛烈に悔やまれる)

冒頭で述べたように、
この熾烈な
電流システムの業界標準(デファクトスタンダード)をめぐる
両社の熾烈な戦いは、
<<電流の戦い(War of Currents)>>と謂われている。
↓私のような"愚言"よりも素晴らしいイラスト相関図があった。
この相関図を見れば"その戦いのイメージ"が把握しやすいと思い引用させて頂く。

↑テスラは以下↓エジソンのことをこう評価した。
"無趣味で、あらゆる類のスポーツ、娯楽に無関心で、
衛生に関するもっとも基本的な原則にも無頓着だった。
のちに、夫を守ることだけを生き甲斐とする稀有の知性を備えた女性と結婚しなければ、
完全な無頓着の結果として、もっと早く死を迎えていただろう。"
"エジソンは1ダース以上のノーベル賞に値する。"(1915年

21世紀現代の我々は、
もはや当たり前のように
昼も夜も"デンキ"を使用し
日々を毎日生活している。

電力発電所からとても長い送電線を伝い、
電気を送る上でテスラの"交流"は圧勝し、
電子レンジも冷蔵庫も
洗濯機も掃除機もテレビも家庭のコンセント(AC=交流)
から電源を得ているが・・・

一方、長距離伝送に文字通り"完敗"=惨敗した
エジソンの直流(DC)は
今まさにこのサイトをご覧になっている
"あなた"のPCの内部や"モバイル"=移動端末機の中で
脈々と活き活きと静かに流れ続けている。

↑今まさに私がこの記事を執筆している
PCの上部のファン(LEDもファンも全てDC=直流である)
↑古い自作PCであるが、
この記事を"いま"まさに記述しているデバイス。
PC内部はPC専用電源によってACからDCに変換されすべて静流(DC)が流れている!

"スーパー・カー"だけでなく、
あらゆる自動車・バイクも"エジソン"の
直流電流が走査し駆動している。

↑近い将来このクルマ(黒色)を所有したいと
小さな夢をみている筆者である私

そもそも両者に勝ち負けなど
元々一切としてなかったのだ。

エジソンとテスラ・・。

この二人がもしも、
人類にいなかったらとしたら、
我々の生活はまだ闇の中で、
100年(1世紀)はまず完全に、
遅れていたといっても過言ではないだろう。
それどころではない。音楽だって娯楽だって
50年いや、100年近く遅れていても、おかしくはない。

まだまだ・・テスラには余談話がある。

テスラのみの話題に戻したい。

↑巨大テスラコイルによる無線送電タワー(この塔は電波による通信、送電の実験を目的として建設されたとされる)

"彼"はやがて自身が発明したテスラ・コイルを
応用して地球の磁場から
"フリーエネルギー"を生成し、
すべての電子機器にワイヤレスで送電する
"世界システム"を提唱した。
このことから磁束密度の単位
"テスラ"にその名を遺している。

彼は交流システム開発のその後、
研究メインテーマを
"高周波"の分野に移行させてゆく。

ウォーデングリフタワー(別名:テスラタワー)記事の詳細文字は判読不能

そのあたりは霊界通信機器に没頭した
晩年のエジソンと"かぶる"。

これは送電線の使用ではなく、
電波によって世界中に情報とエネルギーを
供給することはできないかと"考え果てた"のだった。

"彼"は高周波および高電圧を発生させる
共振変圧器"""テスラコイル"""を開発、
やがて"無線電信の研究"に没頭してゆく。

しかし情報伝達システムとして
高周波を利用したアイデアは一定の成功を収めたものの、
"無線による電力そのものの
高周波数での送電システム"については
非常に苦慮することとなった。

この話だけでも
長文となり尽きないが、
簡単に説明すれば
"コロラドスプリングスに建設された研究所"にて
高周波振動の電気的共鳴を利用した際に
巨大な電圧を発生させた"拡大送信機"を用いることで、
地球が電気を帯びている(帯電している)つまり
地球そのものが"""帯電体"""であるということを
テスラは証明するに至った。

これはあまりにも
偉大で崇高な気付き=
すなわちずっと遙か先の
人類にとっての未来の"先見の明"といえよう。

これにより
""地球自身そのもの""を媒介とした
送電システムの構築が可能であると
テスラは確信したのだった。

さらにこの地域で頻発する
"雷放電"を観測することで、
周波数の等しき波が干渉し合い
波動がまったく動いていないようにみえる
""球定常波"""を発見する。

今日ではELF(極超長波)による
"シューマン共鳴"として知られている現象である。

これに電気エネルギーを乗せることにより、
エネルギーを減衰させることなく
地球の全体に電気を送ることができるのではないかと
テスラは考察するに至った。
換言すればテスラは塔の無線送電技術を使い、

電話(電信)、写真の転送や送電まで行う計画を立て、
“地球=導体とみなし、大気=絶縁層とみなし、

上層のイオン化層=導体”だと見立て、地球をひとつの大きなコンデンサーであると考えた。

それらを総称して、
"世界システム"と称した。

"テスラ・コイル"を応用し
地球の磁場を利用して電気振動と共鳴させることで、
"フリーエネルギー"を無限に得られる仕組みを
発明しようとした。

↑これはイラストではなく当時の写真である。
凄まじい放電の中で読書をするテスラ。
テスラのプロバガンダ(広告)はそんな静止画像だけで十分であった。

つまり"フリーエネルギー"の構築構想を
"世界システム"と称し、
人類誰もが得ることのできる
無料での供給・・
つまり換言するならば
"タダ"のエネルギーを
発明しようとした。
しかしこの構想化計画は近距離での無線通信すら成功していないその
時代では"ほんものの神に挑むような挑戦"だったのだ。

(後年、このあたりもまた
実現不可能と考えられてしまい・・
"マッド”=即ち"狂気"
の科学者と謂われてしまう所以か)

そのテスラの
夢は完全に果て尽きてしまった。

"テスラコイル"は
"UFOの原動力として使われている"等、
疑似科学の文脈であまりにも頻出する。
これは、テスラコイルの発明者である
ニコラ・テスラ本人が「宇宙人と交信している」
等の怪発言(私はジョークだと思っている)を
数多く遺した事が原因なのは間違いないだろう。
テスラの功績と比較すれば"彼"の知名度はあまりに低く、
日本では一部のトップエンドを除き、
専門家の間ですら無名という状況が続いている。
一方でオカルト信仰者のみが、
テスラの神秘主義者的側面を悪戯に散在的に"リカバリー"し、
"彼"の偉大な功績を損なってしまった。
"オウム真理教"の"超・理系エリート達"が"彼"の名を"盾"に
利用し"UFOの実在"や"人工地震"を本気で喧伝したのは日本人であれば
周知のことである。

ニコラ・テスラが抱いた
"世界システム"の夢は
資金に恵まれず結局は叶わなかった。

"グリエルモ・マルコーニ"が
"太平洋横断無線通信に成功"し、
無線通信の実用化を成し遂げてしまったことなども影響し、
資金援助に翳りが射したことが主原因であるとされるが、
一説では送電線(銅線)で莫大な利益を得る
"交流電流を超越した"送電システム"に資本主義の強固な裏での
暗躍した"反社会的圧力"=すなわちそれに関連した勢力による
妨害があったとされる説は有力とされる。

利権獲得の裏に巨大な"陰謀"が
隠されていたのではないかという説は現代でも根強い。

1つは出資者であるJP・モルガン
(John Pierpont Morgan 1837年4月17日-1913年3月31日没)が
そもそも銅を扱う会社を持っており、
テスラの世界システムが確立すれば、
銅線など全く売れなくなると判断し、
出資を早晩打ち切ったのではないかという説である。

さらにテスラが
JPモルガンの娘アン・モルガン(1873年-1952年)
と恋愛関係になった・・
というよりは"ANN"の一方的な片思いから(逆恨み)が生じ
モルガンとの関係性が悪化、
出資が打ち切られたとも言われている。

またニコラ・テスラ自身は
当時としてはあまりに革新的な
あまりに崇高な頭脳であったために、
周囲からの理解を得られずつまりは
"マッド・サイエンティスト"としての異名があった。

ただ、"エジソン"程には数多くの
"異名"を残している訳ではない。

テスラは酷い潔癖症で
生涯"鳩"を心底激愛し(その理由もまた
現在の私にはとても理解できる="彼"は故郷の"原光景"を愛した)、
財閥の令嬢を含め女性たちにきわめて"モテた"ものの、
温和な家庭にはあまり興味がなかったご様子である。

生涯独身を貫いた人生であった。

190㎝以上の長身で端正な顔立ちの彼は
ニューヨーク"社交界"でも極めて目立ち、
知性教養は超がつくほどに一流、
優雅で紳士的で
温厚で"女性を尊ぶ根っからの気質"は、
猛烈に女性たちにもてたものの、
当時世界一の舞台女優と言われた
"サラ・ベルナール"(Sarah Bernhardt [saʁa bɛʁnɑʁt][1], 1844年10月22日? – 1923年3月26日)の
誘惑ですら無視した・・というとんでもない
そんな逸話すらテスラらしい
"武勇伝"を多く遺している。

ジョルジュ・クレラン「サラ・ベルナール」(油彩、キャンバス)

テスラは少なくとも同性愛者ではない。
Sarah(サラ)の誘惑さえあくまで紳士的に断れる程の人物である。

先に述べた通り、テスラは女性を軽蔑しなかった。
それどころか、彼は女性の性別が男性よりも優れていると常に考え、
未来は"彼女"らのものであると信じていた。
"世界一の女性"からの求愛さえはねつけてしまう。

つまりは私のような凡人からみれば、
完全な"奇人変人"である。

猛烈にオンナにモテるだけの素養を
所有しながらも、女性との恋愛、
即ち"彼女"らを一蹴してしまう。

また先述した当時のアメリカ
5大財閥の大富豪J・P・モーガンの娘アンと
恋仲になったこともあったものの、
"彼女"とデートのときに、
テスラの最も恐れているもの=存在のひとつである、
非常に"つるっつるした真ん丸い真珠イヤリング"を
してきてしまったことが原因で彼が取り乱し、
二度と会わなくなってしまったとかという
嘘か誠か?な武勇伝にならない逸話もある。

結局テスラは
生涯独身であった。
それに関する弁明(至言)が遺されている。

-発明家は、野性的で情熱的な激しい性格の持ち主なので、
愛する女性に夢中になると全身全霊で打ち込み、
自分が選択した分野からすべてを与えてしまうだろう。
結婚した男によってなされた偉大な発明をあげることはできないと思う。(1897年)-


↑上記はまるで"エジソン"のことを
皮肉(アイロニック)っている風に感じるのは私の邪推か・・。

晩年のテスラは研究への意欲は
全く失っていなかったとされるが、
彼の考えを実証するための
巨額な費用の援助の機会には巡り会えなかった。

この点も"エジソン"と類似するが
結局晩年は資金に恵まれずに、
1943年86歳でこの世を去ってしまった。

エジソンとテスラの人間性の
決定的な人間性の違い、
事実上顕著なのは、
テスラは"金に全くといって
執着心がなかった"。

発明王エジソンと比較すれば、
その点があまりに顕著である。

空恐ろしい程に
"気前"がよかった。

そういう気勢は・・古今、
"異性である女性にとってたいそうモテるタイプ"というのは、
うなずける要因である。

例えば"ジョージ・ウエスティングハウス"との契約話が有名だ。

↑経営者としてずば抜けた"才能の塊"のような象徴的人物であった。

"社"はテスラ開発の"交流モーターの特許"がどうしても欲しかった。

当初"ウエスティングハウス"サイドの提案は、
現金100万ドルでテスラの特許権を買い取りたいというものだった。

貧乏研究家であったら
飛びつくような当時の金額であったろう。しかし
テスラは特許弁護士のペックそして
実業家のブラウンと"あい相談"した上で、
キャッシュはたった6万ドルでよいから、
その代わりモーター1馬力相当2.5$の特許使用料を求め、
結局はテスラ側の提示条件で契約がなされた。

一時金は大変少ない代わりに、
使用量に応じ特許料を得ると言う
モダンな?テスラの戦略的発想である。

(余談だがこれは現代の
経営戦略における経営者の必須条件であろう。
単位は細かい程に勝ち目が強く、
結果は大きい利益が生じる可能性がある。
それはどんな国際通貨においてもだ。
商売=商いの真骨頂は
目先の大金に目がくらんではならない。
経営は1円ではなく0.5円より0.25円、
可能な限りきめ細かな単価で刻み、
もっとも細かい計算単位にて
戦略交渉できれば同条件下でも
莫大な利益を獲得できる可能性が生じるものと断言できそうだ)

天才といえば
たいそう気難しく我儘で
エジソンのように?"けち"という
レッテルを貼られる場合が多いのに、
テスラはほんとうに真逆であった。

ウエスティングハウスとの契約により入る収入の内訳は、
9分の4を自分、9分の5は"ペック"と"ブラウン"に配当した。

それだけではない。

凡人には到底理解不能な奇妙な事実がある。

1889年。ウエスティングハウス社は
投資会社"チャーティアーズ・インプルーブメント社"に買収された。
"ウエスティングハウス・エレクトリック・マニュファクチュアリング社"となった時のこと。

現代では到底あり得なく考え難いが、
会社側が求めた条件はなんと!
テスラの"特許実施許諾契約の完全破棄"であった。

その内容は破棄するだけではなく、
"特許は使用するものの
使用料は一切支払わないという契約に
変更"するという信じられない内容のものであった。

・・テスラは果たしてどうしたか。

テスラなら細かい利益率や単位計算など
"赤子の手をひねる"程度でしかなかろう。

社交界に長け、
優雅で一流の教養と知性をも
兼ね備えた持ち主である。
対人交渉力においても
弁護士も秘書さえ必要としない
レベルだろう。

相手を簡単に打倒する戦略ができる筈なのに、
なんとその提案を全部丸ごと受けてしまった。

社の提案を受諾した理由はなんと!!
"ウエスティングハウスは、
天才としてのテスラを信用し評価してくれた"
・・・たったそれだけの理由であった!!。

失った金額は信じられない程に巨額なもので、
当時の貨幣価値でも少なくとも1000万$以上であったと謂われる。
今の貨幣価値からすれば、少なく見積もっても
"千数百億円"以上にはなる。

テスラはつまり一切、
金などになんの執着も
興味もなかったのである。

いや、
所詮、"金"の根源は
"死"そのもので実は
何ひとつも誕生しないということ、
そうした誠な真実を
テスラはあまりに深く知り尽くしていたのだろう。

音楽や文学やあらゆる芸術・哲学にきわめて精通
していた人物でもあった。

研究には莫大で豊潤な資金が
必要であることぐらい
エジソンと同じく
"のどから手が出るほどに"
常に必要とし欲してているにも・・関わらずにだ。

テスラは、
凡庸な人間の
理性や欲望を遙かに超越している。

そして"彼"(テスラ)に関しては様々な憶測が
21世紀現代でも論じられ続けている。

"殺人光線"や
"人工地震発生機"の開発に取り組んだという説もある程である。

しかし実際は一切として戦争に荷担した開発は行ってはいないと私は断言する。
(未だに2021年までに生じた
世界中で起きた巨大地震は"人工地震"であると信じる
者が多いのはこの"テスラ"の事実や様々な言論からの
憶測から生じていることは無視できない)

1896年にテスラは"ワイヤレス電力伝送の実験"を開始、
翌年にはニューヨークのマンハッタンの研究施設で実験を行った。

地震が起きたと勘違いした近隣住民が
警察に通報するほどの振動を発生させたという。

テスラはこの共鳴装置の原理を雑誌
"The World Today"の記事で弁明した。

さらに別の実験ではビルを丸ごと破壊できるほどの
"人工地震"を引き起こしたという不気味な報告もあった。

そこでテスラはこの装置を自分のアパートの鋼鉄の梁に取りつけ、
地震に似た揺れを引き起こす実験を行おうとしたが即座に中止したという。

また1898年の別の実験ではニューヨークの
ヒューストン通りにある自分の研究室の梁に
この機械を取りつけたところ、
機械が滑り落ちて空中を飛び回り始めたという。
その動きがだんだん激しくなりついに
本当の地震がおき警察や消防沙汰になったという。

まるでおとぎ話さながら
であるが、しかしながら21世紀の
地震学者は今でもこの原理を使用している。

"エネルギーパルス"
を地中深くに送り戻ってきた信号の分析結果を基に、
地質構造の分析を行っているにすぎない。

事の真偽はともなくこうした発明原理は
"振動ドリル"や"岩石カッター"開発の
"礎"(いしずえ)になっていることは紛れもない。

"エジソン"そして
"テスラ"・・この
二人の共通した側面は
真に"神がかった"生粋の
天才であるということは周知でまずある。

一見するとエジソン<<<テスラの方が
より"狂気"=クレイジー度数は高いかもしれない。

しかし、
私なりに
深く見つめると
人格や人間性はかなり異なれど、
二人はとてもよく似ているのだ。

エジソンも実はテスラ並に
クレイジー度数は相当に高いw。

交流電流で死刑囚に電気椅子で
""酷い死に方キャンペーン""を励行したエジソン。

直流での世界征服に酔った狂気=マッド・サイエンシスト
としての異名はないものの、
一種の"直流"崇拝者として
明らかに常軌を逸しており、
その執着ぶりは異常である。

(エジソンをリスペクトする者として
この振る舞いは資本主義の原則というより、熾烈な競争に
おいて、エジソンは実に"一般人的な振る舞い"="行為を行ったにすぎない"
だけとも私には思える)

しかしながら、
テスラは"マッド・サイエンシスト"の異名を
持つが故、エジソン以上に奇妙な発言が多い。

"さっきまでUFO"に遭ってきた"・・などと
(これはあくまでジョークだと思うが・・)
誤解を招くような発言があまりにも多かった。

以下引用となるが、
最初はとても分かりやすく、
"ため"になるようなお言葉であるが、だんだん
難解になってくる一例を抜粋する。↓

愛とは作るものではく、与えるものである。
- ニコラ・テスラ -

あなたの憎しみを電気に変えたら、
世界中を明るくできるだろう。
- ニコラ・テスラ -

わたしたちの長所と短所は、
力と物質がそうであるように切り離せないのだ。
分離すれば人は存在できない。
- ニコラ・テスラ -

発明の究極の目的は、
自然を人類の必要に役立てながら、
物質世界を超える、
精神の完全なる支配を得ることである。
- ニコラ・テスラ -

宇宙の秘密を知りたければ、
エネルギー、周波数、振動の観点から考えなさい。
- ニコラ・テスラ -※【注意】=後述

わたしの脳は受信機にすぎない。
宇宙には中核となるものがあり、
わたしたちはそこから知識や力、
インスピレーションを得ている。
わたしはこの中核の秘密に立ち入ったことはないが、
それが存在するということは知っている。
- ニコラ・テスラ -

ある者が「神」と呼ぶものを、
他の者は「物理法則」と呼ぶ。
- ニコラ・テスラ -

3、6、9という数字の素晴らしさを知れば、
宇宙へのカギを手にすることができる。
- ニコラ・テスラ -

↑特に真上の参考引用文の最後の台詞を要約すれば
「"369"から万物は生み出される」になるが・・???である。

"彼"は非常に不可解な言葉をたくさん後世に遺した。

・3で割り切れるカズ(数)の番号の部屋を使用せよ。
・食事の際には、18枚のナプキンを使用せよ。
・建物に入る前には、周りを"3"周せよ。

"369"のこの部分だけを抜粋するだけでは、
ヒトにたいしてかなり寛容な私でも
このひとは完全に"キチガイ"
だと判断してしまう自分がいる。

しかしテスラの言葉を鵜呑みすれば、
・・369="弥勒"菩薩(みろくぼさつ)

もしくはイエス・キリスト
(以下はギリシャ語のイエス・キリストの本名の画像)

の未来永劫?に人類を救済する
"救世主"信仰に通底するとは考えすぎか?

18枚のナプキンは・・
3でも6でも9でも割り切れる。
果たして何を意味するのか!?

テスラは
"神"が選択したと思えるほどに
崇高な天才科学者であったし、
"パフォーマー"でもあった

何か、
凡人には得難い体験を通じ、
とてつもない大事な真理を
暗喩してはいないだろうかと
私のような凡人はつい思ってしまう。

※【注意】しかしながら、
テスラの著作を集めた"テスラ・コレクション"
においても<エネルギー、周波数、振動>の3つを並列した発言はない。
<振動のエネルギー>(energy of vibration) 、
<振動の周波数>(frequency of vibration) といった表現であり、
上記の著名な名言のひとつとされる
"3つのキーワード"=言葉を等価に並べる必然性は
見いだすことがない。

つまり、テスラの
名言なるもの自体が
実はすべて後世で彎曲(わんきょく)された
デマ(でっち上げ)であると考えてもよいかもしれない。

"大言壮語"(たいげんそうご)は
確かに科学者には似つかわしくはなかった
かもしれない。

↑テスラ直筆とされる

信じられない方が
おられるかも知れないが、
テスラの発明品の中にはあの
"UFO"(未確認飛行物体)があった。

↑"TR3B"(アストラと称される)アメリカ空軍における核燃料式反重力航空機?
本当に実在するなら格好いいフォルムだとは思う。
2017年頃から世界中の米軍基地付近で見かけるそうであるが果たして??・・

"彼"はその物体を
<世界初の円盤型の飛行船
(world's first flying sauce)>と名付け
"特許"("反重力航空機"としての特許??)
まで事実、取得してしまっている。

(なぜこんなものが特許として
当時取得できたのか私には理解不能だが・・
それこそ"反重力航空機"の製造では
"そもそも消滅してしまった<<※反物質>>が
地球上で大量に生成できる革新的技術革命でもない限り
実現不可能なのでは・・?
いったいどういった箇所が特許取得となったのだろうか)

※反物質とは・・たとえば"宇宙戦艦ヤマト"のアニメ映画の
具現イメージ化されている日本人では誰でも知るであろう"テレサ"である。
またこれは余談であるが、"テレサ"="テスラ"と発音が大変似ている。

テスラの言葉の多くは、
"神懸かって"おり、
私にとって"筆絶に値"するが、
"テスラ"という人物の名前="記号"に
まつわるクレージーな都市伝説="武勇伝"は数多く遺された。

最も不気味な例としては、
テレポーテーション(瞬間移動)実験で米兵16人死亡、
6人発狂の"フィラデルフィア計画"と呼ばれる実験である。

人体発火、
および肉体透過化の地獄絵図と化した
70年前の凄惨な実験である。

この"実験"にテスラが
事実関与しているというから、興味が沸く。

フィラデルフィア実験(Philadelphia Experiment)とは、
第二次世界大戦中にアメリカ合衆国
ペンシルベニア州フィラデルフィアで行われたとされる、
アメリカ海軍による艦船のステルス化実験をさす。
公式記録は無く、実験自体の捏造が疑われている。

1943年10月28日、
アメリカのペンシルバニア州フィラデルフィアの海上沖で、
ある大規模な実験が行われ、
この実験で戦艦エルドリッジ号が緑色の霧に包まれて消えてしまったという。
第2次世界大戦中にアメリカ海軍が秘密裏に行ったといわれる奇っ怪な実験で、
21世紀現在でも様々な論議を巻き起こしている。

そもそもこの実験が行われたという伝説は、
"UFOについて"という本を出版したモーリス・ジェソップという作家に、
1956年にカルロス・マイケル・アレンデという
人物から届いた手紙に端を発したとされる。

その手紙にはアメリカ海軍が行った実験の内容が克明に綴られていたという。
それによると、エルドリッジ号の船内には多くの電気実験機器が搭載されており、
そのスイッチを入れると戦艦がレーダーからはもとより肉眼でも全く認められなくなった。
発電機を止めるとエルドリッジ号が姿を現したという。

姿を消したエルドリッジ号は
フィラデルフィアの南におよそ
340-350km(この距離数も諸説が横行し
現在非常に曖昧模糊としている)離れたノーフォークに出現した。

テレポート(瞬間移動)現象とされた。
素晴らしい結果に軍や科学者たちは大喜びしたものの、
エルドリッジに乗りこんだ者が見たものはまさに
地獄絵図と化した。

エルドリッジ号の乗組員たちの肉体は
テレポート(瞬間移動)に耐えられなかった。

ある者は甲板に体がめり込んで死んでおり、
ある者は立ったまま壁に飲み込まれていた。
それはまるで船体と人間が一体化したかのようだった。

溶けて消えてしまった者たちがいた。
行方不明者が多く生存していた者たちは皆、
精神的に異常をきたし発狂していた。

一説によれば死者行方不明者は16人、
発狂者は6人であったという。

作家モーリスはこの手紙を受け取った
3年後に謎の自殺をしている。
自殺を偽造工作した暗殺説が根強い。
アメリカ海軍は総力をあげ
アレンデという人物を捜したが完全に失敗に終わったという。

エルドリッジ号は実在していたが、
アメリカ海軍は実験の情報公開を完全に拒否した。

軍事ジャーナリストの
アンドリュー・ハックハイマー氏によれば、
当時の海軍の実験研究には、
あの"アインシュタイン"が関わっていたという。

1925年にアインシュタインが発表した"統一場理論"においては、
重力場と電磁場をひとつにまとめることによって生まれる力を応用することで、
これにより物体を消すことが可能ではないかと当時想定されていたという。

しかしながら、
実際はたとえば
素粒子原子核研究所の寺澤英純博士によれば、
統一場理論を用いても実際に戦艦を消すことはまず不可能であるそうである。

さらなる実験において
アメリカ海軍は消磁気実験で
テスラコイルを使用したのだ。

また物理学者アレクサンダー・フレイザー氏のレポートによれば、
超音波による熱と海水の温度差を生じさせることを応用し
人工的に蜃気楼を生むことはできるという。

その蜃気楼で物体を見えなく(正確には見え難く)することが可能であるという。

しかしアメリカ海軍研究所では
物体を見えなくするようなステルス化実験は行ったことはないと、
全面否定した。

ハックハイマー氏は、
"当時極秘にされていた原子爆弾の情報(マンハッタン計画)を隠すために、
わざとそのような怪実験の噂を故意に漏らし情報操作を行ったと考えられる"と語る。

私もその意見に賛成だ。

つまり被爆国の一人としての私にとって、
この"フィラデルフィア実験"そのものに関しては完全なるデマだ。

この物語はアインシュタインやテスラという天才科学者の名を
利用し物語りに"ハク"=迫力をつけた・・完全な"おとぎ話"だ。
まずこの実験は歴史的な"論より証拠"が全くといって足りていない。

1.)大戦中(つまり実験のあった1943年)実は全くこの事実はなかったものの
当時から怪情報が流れたという説。

それから、
1.)1956年にカルロス・マイケル・アレンデという人物から届いた手紙をもとに
真相が判明したという説。

超がつく程の軍事秘密であったために証拠隠滅は当たり前だと
オカルトファンには勉強が足りないとお叱りを受けそうだが、
この場で私の推論を展開したい。

それではいったい誰がデマを流した?!か。
つまりは当時のアメリカ政府、
米軍である。原爆を長崎・広島に投下するための
"マンハッタン計画"はアメリカにとっての大本命であり、
本質的な情報がリークされないようにするための情報操作の
ひとつであった。

誰にでも目につきそうな
奇想天外なでっち上げの情報を流した。
ただ、1956年からの"都市伝説"に関しては、
軍の策略に起因していることではないのだ。
その点が混乱してくる。
"WARⅡ"の終戦は1945年9月2日とすれば、
このデマは"マンハッタン計画"とは何の関係性もないものと
なってくる・・。

そして米海軍は、
フィラデルフィア計画を公式には全面否定した。

"実験が行われた1943年10月時点で、
エルドリッジはフィラデルフィアを遠く離れた地中海にいた上、
そのような実験が行われた事実もない"としている。

この実験に関しては、
非常に詳細を記した
有益なサイトがある。
『宇宙 NEWS LETTER 』の工藤弘和氏の記事は
WEB上ではきわめて貴重だ。
興味のある方は是非一読されることをお勧めしたい。

http://amanakuni.net/uchu/34.html

・・・・。

21世紀の地球の大災害(地震)は"人工地震"であると
噂されることも多く、その起源を辿れば"テスラ"の
研究や構想の事実があってのことだ。

しかしテスラも晩年は
妄信的な?霊界通信機の開発に情熱を捧げた"エジソン”の如く、
先述したように共振現象(周波数と振動)の世界に魅了された。

"テスラコイル"は共振によって
非常に高電圧を発生するのが事実であるが、
"彼"はそこに適切な周波数を見つけることで
"建物を破壊"したり"人工地震"さえ
起こしたりできるという主張があった。

そうした事実があって
殺人光線(デス・レイ)や人工地震兵器など
超兵器開発の先駆者として、
奇っ怪な伝説に彩られてしまっている。

↑テスラの死後73年後に公開されたとされる
"デス・レイ"の存在を認めたFBIの機密文書とされるが真相はいかに?!・・

"UFO"の特許を持ち、
確かに常軌を逸した
"発言"の多かったテスラ。

そんなオカルトファンにも
絶大なる人気のあるテスラであるが、
ひとりの偉大なる"天才"にたいし
我々はもう少し冷静に
礼節を守ったしっかりとした
認識を持ち、虚と実を見極めて、
再リスペクトする必要があるように思う。

テスラが"学者として評価されない側面"は"彼"の
理論が19世紀のままの晩年であったことが最大の要因であろう。

20世紀になって
"アインシュタイン"の物理学と量子力学の革命が起きた。

特殊相対性理論が出た1905年はテスラの年齢は60歳近い。
その実年齢で物理学の根本がくつがえされたことに
簡単にはついていけなくなった。

エジソンやマルコーニらは
そもそもテスラのような理論派ではなかった。
テスラはエジソンと違い生粋の理論家であった。

エジソンは"天才とは1%のひらめきと99%の努力である"と述べ、
テスラは"天才とは、99%の努力を無にする1%のひらめきのことである"と提唱した。
私にとっては同意義(同意味)にしかすぎない。

二人の天才が生み出した"結晶"=発明は、
21世紀現代社会においてはあまりにも
あたりまえのインフラとして結実している。
二人の結晶は"芸術"作品として我々の身の回りに
いつも存在している。

エジソンとテスラの
二人の天才科学者をご紹介した最後に20世紀の
全世界を代表する
ひとりの"天才音楽プロデューサー"を紹介したい。

"彼"の名は
"Joe Meek"(ジョー・ミーク)、
1929–1967没である。

Joe Meekは、
1950年代後半から
'60年代前半にかけての英国の独立した
レコードトップ・プロデューサーであり、
彼の先駆的なレコーディング"TIPS"(奥の手=禁じ手)
つまりは録音芸術としての"エンジニアリング"と
彼が制作したレコードの
サウンドは21世紀現在でも
強烈な影響力を与え続けている。

実験的ポップ・ミュージックの先駆者でもある。
詳細を述べれば音響技術面で述べれば、
オーバーダビング録音、
サンプリング技術、
リヴァーヴ(エコー=反射)音等の
レコーディング手法の発展に絶大な貢献者であった。

史上最も影響力のあるサウンドエンジニアの一人とされ、
レコーディングスタジオそのものを
"楽器"として使用する等の
当時の常軌を逸した非凡なアイデアを見い出し、
アーティストとして確立し認知された
"プロデューサー"と称されている。
つまり"プロデューサー"という立場の
人間の"アイデティティ"をビジネス上確立させた
偉大な人物である。

しかし"彼"もまた、
エジソンやテスラ同様、
"天才と狂気は紙一重"・・であった。

トルネイドーズ(The Tornados) が
英国人グループとして最初に
"Billboard Hot 100" において1位を獲得した
"Telstar"(1962) を作曲兼プロデュースをし
"時の人"となったことは周知である。

しかし"彼"には
印税さえロクにシェアされず、
"Telstar"は
著作権違反、
即ち盗作疑惑で裁判となり、
生前において"彼"の偉大な創作品にたいする
収入がまともには得られることはなかった。

”テルスター”の盗作疑惑、
同性愛者としての葛藤(当時の英国ではなんと違法行為であった!!)
事実、当時の1963年に
"彼"は英国で有罪判決を受け、
15ポンドの罰金を科せられている。

ミークはサングラスをかけるようになっていった。
同性愛に関して
"彼"が強く非難され脅迫される
ことを最も畏れた。

様々な懊悩によって
"彼"の精神は衰弱し錯乱していった。

頻繁な"レクリエーショナルドラッグ"の多用が"彼"の精神状態に
深刻なダメージを与えることに至った。

個人的には、
Joe Meekは
"生まれた時代"が悪すぎた。

私にとって、
それが誠に
"残念"でならない。

ミークの数々の奇行が目立つようになった。
降霊会のマニア(この部分はエジソンも同様)だった。

墓場でのあの世=霊界からの声の
レコーディングは日を増してゆく。

真夜中に独り墓場へ行き
テープレコーダーの録音ボタン
を押しては停止、
再生を繰り返していった。

電子機器を多用してミークに
とってはかねてからの敬愛心の塊であった
"バディ・ホリー"との交信術を行っていた。

次第に被害妄想が強くなってゆき
"スタジオに盗聴器が仕掛けられてる"と錯乱してゆく。

または著名な話として、
ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンスの
ドラマーとして著名なMitch Mitchell(ミッチミチェル)
の頭にまでショットガンを構えるほどになっていった。

借金と被害妄想と
"うつ病"との壮絶な長い闘いの後に、
彼は女将(landlady)=家主?の
バイオレット・シェントンを殺害し、
1967年2月3日に自殺した。

1967年その日、
ショットガンで家主の
ヴァイオレット(バイオレット)・シェントンをを撃ち殺し、
自らを撃って自死した。

事件で使用したショットガンは
トルネイドーズのベーシストの
"ヘインズ・バート"から取り上げたもので、
自室のベッド下に隠し持っていたとされる。

ミークはつまり、
スピリチュアルな世界に耽溺していた。

"あの世の人物と魂の交流をする会"
すなわち"霊会"にもよく参加していたとされる。

実は1958年に行われたそうした会合において、
ミークはバディ・ホリー(Buddy Holly)が
"2月3日に死亡する" という
啓示を受けたそうであった。

ミークはホリーに対して
"本当に危ないから用心してほしい"という
メッセージをどうにかなんとしても
伝えようとしたが現実的には不可能であった。

これも周知の出来事であるが、
22歳で将来を嘱望された
トップクラスの人気シンガーの
バディ・ホリーは1959年の2月3日に
チャーターした飛行機が墜落※
亡くなっている。

※1959年2月3日、
ミネソタ州ムーアヘッド行きの小型チャーター機が墜落、
搭乗していた"バディ・ホリー"=
チャールズ・ハーディン・ホリー
(Charles Hardin Holley-1936年9月7日-1959年2月3日没)、
リッチー・ヴァレンス、
ビッグ・ボッパーが死亡。
8年後の1967年2月3日には
304ホロウェイ・ロードにあった自宅スタジオで
ジョー・ミークがハインツ(ヘインズ・バート)
名義の猟銃により家主のヴァイオレット・シェントンを殺害、
その後同じ中で自らの顔を打ち抜き自死した。

ミークが冒頭の事件を起こしたのは奇しくも
バディ・ホリーの命日となった。

私は以前、
自宅にある"サーバーラックシステム"の記事の
最後にミークの事を記述したことを思い出した。

これは余談になるが、
私は"JoeMeek"というひとによっては伝説
音響機材のブランドがあって、
実際にJoe Meekとともに仕事を
していた"Ted Fletcher"が
後年になって"JoeMeek"というブランドを立ち上げた
猛烈に癖のある初期型のVintage機材の収集をしている。
(余剰金さえあれば一度総て所有したいくらいだ)

↑自己所有品の一部。緑色の機材がJoe Meek社のビンテージである

ここで改まってあえて、
Joe Meekのことを
あまり詳しく述べる必要はないかもしれない。
お時間のある方は是非別の記事にも目を通して
頂けると光栄である。

Joe Meekは
世界中の音楽プロデューサーに
今尚、リスペクトされる天才である。

以下は長文引用となるが、極めて
適切に天才"Joe Meek"という
不世出な音楽家を評論している。
JOE MEEK『I Hear New World(Reissue)』(RPM / HAYABUSA LANDINGS)
のレビュー記事である。
森豊和氏のサイトから引用させて頂きたい。

http://cookiescene.jp/2013/09/joe-meeki-hear-new-worldreissu.php

-----------------------
真の意味で自分以外の他者を知る、
そして知りえた何かを表現するということは本来、
命がけの行為だ。
デヴィッド・ボウイが「Space Oddity」で歌ったように、
地球の外側からこの世界の真実を知ってしまった日には、
広大な何もない宇宙で発狂するかもしれない。

このアルバムの主人公ジョー・ミークは、
バス・ルーム・サウンドと呼ばれる独自の音世界を構築した、
イギリスのプロデューサーである。
1960年当時、他に類を見なかったオーヴァー・ダビングやコンプレッション、
派手なリヴァーブ、テープ・ループを駆使したサウンドは、
後世においてイギリスのフィル・スペクターとも形容された。
彼は楽器を弾けないどころか譜面さえまともに読めなかったという。
しかし鼻歌を録音したテープをミュージシャンに聞かせ、
演奏させた音を元に多重録音し編集した。
いわばラップトップ・アーティストの走りであり、
今なら打ち込みで再現する音を自力で創り上げていった。
対人接触を避け孤独を好む性質だった彼は、
自宅録音で、より風変わりな音を探し求めた。
ついには月面旅行を、宇宙空間を描き出すコンセプト・アルバムを作ろうと思いつく。
音楽における挑戦とはしばしば新しい世界を創造する試みでもある。
とはいえ人間が作った地上の装置で、はたして宇宙の摂理を表現できるのだろうか?

(中略)

狂わないためにはシリアスな態度だけでなく、
数グラムでもいい、ユーモアも必要だ。
友人や家族と笑い合うことは、
猜疑心にまみれ我を失った精神に、
客観的な視点を持つための余裕を取り戻す。
再び主体性を持ってこの世界を生きることができる。
ドラッグよりよほどハッピーになれるのだ。
今となってはジョー・ミークの自殺の原因は分からない。
しかしイアン・カーティスにせよ、カート・コバーンにせよ、
夭逝する数多くのミュージシャンには共通する何らかの原因がある気がする。
それは案外シンプルで、それゆえに叶えがたいことだったのかもしれない。
-----------------

世界中の実在する
Shermanと、
それから、
3人の偉大な人物に触れた。

3人の偉大な天才に
関して端的に述べると、
彼らは、神秘主義者であり、
オカルト信仰者でもあった。
それは全く目には見えない世界、つまり"可視化"
不能な世界への挑戦でもあった。

テスラの場合、
2人に比べやや神秘主義者の傾向が強く、
どちらかというと、人間の死後の霊魂
に関しては科学者らしいエピソード
(実母の死に直面した際の
臨死体験=美しい天使たちの形をした雲が見えたのち、
そのうちのひとつが母親の顔となった
その瞬間に母が死んだ!と確信したという体験)があり、
それがいつか観ていた絵画から
連想されたと・・
やや冷静であるものの否定しない。

エジソンとジョミークの場合は
完全にオカルト信仰者であったといっても
過言ではなかろう。
交霊(降霊)会に積極的に参加
していた事実がある。

何事も
オカルト的なエピソードを信じ込みたい人間は実は
現代でも少なくない。

全体をバランスよく把握出来ずにある
ポイントだけに注目してしまう。

オカルト的側面だけを
強調すれば、
本質=真実から遠のいてしまう。
逆(唯物論者や実存主義者)においても然り、であろうか。

そういえば私は
この記事の書く要因を辿れば、
カルト的な”音響機材”である初代(初期型)1997年製の
”Sherman”というベルギー製の
“FILTERBANK”(シャーマン・フィルターバンク)の音響レビューから
発端している内容だった。

3人の天才のお話に夢中になり、
記事のテーマすら
忘れてしまっていた。

理系でない私は
Sherman FILTERBANKのスピリチュアル性と
偉人達のスピリチュアル性を"言葉"
を通じて結びつけたかったのだ。

実はこの特殊な音響機材は実際にレコーディングや
ライブで使用されるチャンスは少ないのかもしれない。

しかしながら、
"Sherman FILTERBANK"は
クリエーターにとっての
窮極的(究極)な"カンフル剤"である。

そして
"Sherman FILTERBANK"を所有することに
より、極度の創造力の
"スランプ"(slump)を見事に
打破できる装置である。

"スランプ"に陥ろうとも
優れたクリエーター達は
また再び、
何かにむかって、
何かを見いだし、
創造しようとする。

なぜか?
長文になったが、
偉大な天才3人の人生(生涯)
の一部を掲載した。

答えははっきりしている。

それは瞬時の
"忘我"である。
"感動"である。
"陶酔"である。

それはつまり、
"スピリチュアル"な
体験以外に他ならない。

知的探求心とか
観念への埋没や没入とかの欲求などは、
おそらくクリエイティブな芸術の発生においては
二次的でものであとから考えるものであろう。

Sherman FILTERBANKは
そんな本質を気づかせた。

"忘我"である。
"感動"である。
"陶酔"である・・と。

だから私はこの特殊機材に触れるたびに、
世界中に実在するシャーマンのことを想起し、
三人の天才を彷彿したのだった。

Sherman FILTERBANKが世界中の名門スタジオに
導入実績があるのもそんな理由であることが頷ける。

名だたるそうそうたる著名な
音楽アーティスト達が所有する
Sherman FILTERBANK。

最後に私の"夢の中"の
妄想(空想)を記したい。

エジソン・テスラ・ジョミークの
三人がもしも
"Sherman FILTERBANK"に触れたら
どうであろうか・・。

ジョミーク(Joe Meek)だったら
きっと目を輝かせることだろう!

生粋の音楽プロデューサ-であり
元々は米軍レーダー技師や
家電メーカーや音響エンジニアを経験した
技術屋上がりの人物である。

"彼"は内部設計をすぐに理解し、
きっとこの"呪術師"というブランド機材をたいそう気に入る筈だ。

"彼"はバジェット(予算)を計算し、
すぐさま行動に起こすに違いない。

一台と謂わず、
複数台のSherman FILTERBANKを手に入れ、
"彼"のequipment(設備)に導入するだろう。
妙(たえ)なる音楽をきっと創造してくれるに違いない。

世界に信じられないような音楽を
また届けてくれるかもしれない。

エジソンだったら、
まずは"眉間に皺を寄せる"表情が目に浮かぶw。

何故ならばShermanそのものの前に私の自作した
アルミ製の箱の内部が真っ先に気になるだろう。

"彼"はまず"取り巻きの専属スタッフ"に
私の自作電源の箱の開梱を要求するに違いない。
発明王はどんなにちっぽけなものの中身にも興味を抱くに違いない。

"彼"はなんらかのAC→DC(直流)コンバーターが内蔵されていると確信する。
ところが小型化されたコイル巻きのACの降圧機であるトランスを見た瞬間

"彼"は難色を示すのだ。電流はまさしく、エジソンの直流(DC)ではなく
テスラの交流(AC)降下電圧器であるトランスしか存在しないからである。

Sherman FILTERBANKの内部まで何故かテスラ(仇)の
AC交流電流が流れている。

しかしながら賢明なエジソンは
生粋のアメリカ人であるから夢の中の私にむかって
英語でこう質問した・・。

"White plastic case" between red lines
of the plus is seen..What is It?!
プラスの赤い線の間にある
"樹脂製の白いケース"は果たして何かね?!

エジソンに質問され有頂天になった私は
夢の中で私は饒舌に答える・・。

They are parts that are called
"Fuse holder" in modern days.
I can mount "Glass tube fuse"
of 20㎜ in the little total length internally
and exchange it at any time.

現代では"ヒューズ・ホルダー"と呼ばれる部品です。
内部には僅か全長20㎜の
"ガラス管ヒューズ"を搭載しいつでも交換可能です。

AC(交流電流)の"突入"もしくは
定格を超えた過大電流が流れた場合には
ヒューズ管の内部の導線が切断され"Sherman"を保護します。
これは単純な"サーキット・ブレーカー”に過ぎません!!

I am cut the lead in the fuse tube when an excessive electric current that exceeds
"Rush into" of AC or ratings flows and safeguard "Sherman".
This is simple "Circuit breaker"!!

私の言葉には応じない代わりに"その通り!”と
微笑をたたえながら"彼"は少しうなずいてくださった。
エジソンは実は交流電流の
優位性も特性も完全に完璧に知り抜いていた・・。

↑100V→15VのAC変圧器の状態をテスターで
計測している(16.5Vの安定した電流が流れている)

無知な私にとっては、実は
内部がエジソンのDC(直流)でない理由は本当のところは分からない。

きっと"彼"ならば、
すぐに改良型の
Sherman FILTERBANKが
思いつくのではないか。

"彼"の晩年の研究課題であった
きわめて高い周波数の帯域は出力できない
Sherman FILTERBANKであるが、
自らは発信(発振)できず、
つまりはレセプター(受容体)=受信機と
しての本機のそのユニークさは
"彼"の霊界交信機の研究に
貢献するのではないか。
エジソンもきっとこのアイテムに
興味を示すに違いない。
エジソンは実像のシャーマンとはどういう存在かを
とてもよく知っていた・・。

Sherman FILTERBANKの有効性と
有用性を瞬時に見破る筈、である。

テスラはクールに
本機にシグナル入力し、
本機に触れ介した出力音を聞くと同時に、
内部で何が生じているか肉眼で見ずとも
回路設計を瞬時に把握するだろう。

当然ながら無線レベルの
超高周波の帯域を生成することはない
音響機材ではあるものの、
本機の発想と
その開発のユニークさを
テスラならばきっと高く評価
するに違いない。

21世紀現代。
実はテスラ・コイルを使用した楽器なるものが存在する!!
実際のテスラ・コイルを使用しての演奏は敷居は高いものの、
Sherman FILTERBANKであれば、このサウンドを疑似的に
近づけることは容易だ!!
↓以下動画は実際のテスラ・コイルを使用してのサウンドである。

2本目の動画は特に凄い。なんとテスラコイルで「Around the World」を演奏してる!。
ちなみに演奏者のFabricio H. Franzoli氏はいろんな曲をテスラコイルで奏でている!!。

テスラが発明した高周波・高電圧を発生させる共振型空芯変圧器テスラコイルは、ふたつのコイルからできていてこれらを共振させ高周波・高電圧を発生させる原理だが、
強烈な放電で稲妻が走るのが特徴である。
2本目の映像はテスラコイルによる私もリスペクトするダフト・パンクの「Around the World」!

そしてもしも私が夢の案内人でエジソンと同じように
テスラが私の自作した電源を開梱させ内部を見たら、
きっと日本人である私にむかって

微笑をたたえながらあえて"英語"を選択なさって
こう尋ねるだろう。

"Who created this item?"
このアイテムは誰が創ったの?

論、電源の製作技術力を尋ねている訳ではない。
私は胸を張って笑顔でこう答えるのだ。


All, it's made in Japan!!
全部!日本(製)です!!・・と。

↑2021年6月で絶版モデルとなった。

豊澄製の超小型AC変圧器を含めて一切妥協せず
すべての材料を厳選し結局はなにもかも細部にいたって日本製のものを使用した
私が自作したSherman FILTERBANK専用の交流変圧器である。

日本製の美しくも安定した交流電流の超小型・変圧トランス器を
テスラはきっと賞賛してくれるに違いない。

Sherman FILTERBANKは一瞬のうちに
高級オーディオ再生機器を
破壊損傷(殺傷)する程の凶暴さがある。

テスラはまた、
このデバイスを応用したとても大事な
"何か"を発見してくれるのではなかろうか。

3人はこの奇妙なマシン(装置)の
有用性や存在価値を世界中の誰よりも
きっと必ず理解してくれると思う。

2021年11月現在。

もはや私の手元には
及ばない。

本当にスピリチュアルで
限りなく未知数を感じる
"逸材"であった。

最後に2本私のデバイスコントロールの収録動画で
〆させていただきたい。

↑このテイクがおそらく最後の本機のハンドリングとなった。
(出荷直前の最終チェックのために手袋をしている)

The Crystal Method - "Wide Open"
- Sha-kay (
Storyteller)

I have been informed that it's totally wide open (x2)

Open like what?
That's you question and your answer
That's your swallow and your spit

Open like what?
Open like like sky? Well, even the clouds got that closed in

Open like what? (x2)
Open like whhhhaaat
But you don't get open, you just are open

Well, open like what?
Mmmm ... Open like a child's mind?

But then you start talkin' (x2)

Open as a state of just being
Ain't no questions, ain't no time of the day

Well ...
Open like what?

I'm totally wide open

Open like what?
Open like a child's mind?
But then you start talkin'
Open like a child's mind?
But then you start talkin'
Open like a child's mind?
But then you start talkin'
But then you start talkin'

Totally wide open
know how to shut it down

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