シャーマン(呪術師)とは?!-カルト的”音響機材”!!-初代(初期型)1997年製!”Sherman”-“FILTERBANK”(シャーマン・フィルターバンク)のレビュー!!

それは瞬時の
"忘我"である。
"感動"である。
"陶酔"である。

知的探求心とか
観念への埋没や没入とかの欲求などは、
おそらくクリエイティブな芸術の発生においては
二次的でものであとから考えるものであろう。

今回レビュー投稿する機材は
ベルギー製の"Sherman"=
"呪術・霊媒師"という
"ブランドメーカー"が
リリースした初代(初期型)の
"FILTERBANK"
(フィルターバンク)と称される
音響機材となる。

本機は巷に溢れた
幾多の音響フィルター=
"Filter"群とは格が違い過ぎる。
"帯に短し袖に長し"
という電子機器とは異質で異端で非凡な存在である。

フィルター="Filter"とはいったい何?!
という一般の方の問いにおいては、
"実際の状況"="リアルタイム変化"を観て頂ければ
聴感上"音"に"何が起きているか"を即座に
感じて頂けるかと思う。

まずはSherman FILTERBANKが"
ある意味"猛威をふるう"
シーンの動画の1本がある。
今回の記事内での本機のハンドリング(奏者)は
全て筆者であるこの私によるものである。

この収録はオリジナルソースはCDによる音源で、
CDの音楽そのものの
全周波数帯域に変調(Filter)を掛けているものである。
白くて長細い箱がSherman FILTERBANKと呼ばれる装置。

多くのツマミ(ノブ)が見えるかと思う。
これらの多くは
可変抵抗器と呼ぶ。
そのツマミにたいして
聴感上、聞こえてくる音にアプローチをかける。
どうか私のハンドリング操作と
"出没する"音の変化にご自身の
目と耳で是非とも着目して頂きたい。

これはライブ録音であるからリアルタイム(瞬時)に
"七変化"に変化する音の"様態"の記録である。

使用されたこのテイクの原曲は、
実は私にとってとてもお気に入りで、
THE CRYSTAL METHOD(クリスタルメソッド)の名曲のひとつ。
The crystal method(クリスタルメソッド)とはこんな人達↓
(この映像は日本のCASIO"社のPR用Demoで再生動画は1分程。
映像で使用する同じ系列の”XW-P1"を私も所有している)
私にとっては"ダサ!格好いい"(褒め言葉)アーティストである意味
かなりえげつなく淫らな"下品な音"も巧みに扱えるテクノ系

"大御所ヨーロッパ勢"にはなかなかいないタイプのディオである。
おそらくこうした派手なサウンドは

アメリカなりの"Answer"="回答の頂"のひとつなのだと思う。

アメリカの黒人女性である詩人ラッパーであり歌手、女優、劇作家、教育者と多才な
Sha Key (Sha-Key)=(Hanifah Walidah=本名)の朗読が非常に意味深な楽曲。

Lyrics(歌詞)だけを拾い読みすれば
明るいポップなイメージ世界が広がるものの、
この曲そのものの"Wide Open (featuring Sha-key)
BPM(BPMとはテンポのことを示す。Beats Per Minuteのことで
音楽業界の全世界共通で通用する単位。
一分間にどれだけ拍を数えるかを数値化する絶対的な単位のこと)
"Wide Open のBPMは=±98"。
本曲は意味不気味な旋律と深刻で
非常に緊張感溢れたトラックになっている。

"Sha Key"の地声は確信を帯び、
この"朗読"が渋い声のナイス・ガイであっても
美人系?白人女性の声であってもならない。

Sha Keyの中性的な人種を超越したような
声質であるから歌詞に凄みを与えているといえよう。

Lyricsの内容を簡単に説明すれば・・

"私の心は全開だけども"あなた"の心は?果たしてどうなの?!"
・・そんな問いかけになっているかと思う。

"Sha Key"の"含み笑い"が随所に散りばめられ、
さらに不吉で不気味な印象を与える。
何故か私はこの楽曲を聴くたびに、
近代において頂点と称された文芸作品である

エミリー・ブロンテの"嵐が丘"を彷彿してしまう。
愛憎の果てか?究極的な孤独を伴った喪失感か?。
嵐の中の"嵐が丘"にたった一人で佇む、女性をイメージしてしまう。

この楽曲は私にとって"Sherman FILTERBANK"にふさわしい。
普段からリスニング(聞き慣れている)曲だから、
shermanのハンドリングも落ち着いてプレイ出来たように思う。
"実験"=実演している部屋の灯りはいつしか真青になってしまっていた。

元々、原曲の"Wide Open"は緊張感溢れるサウンドであるが
Sherman FILTERBANKによって楽曲を包む
鬼のような"ハリケーン"="嵐”サウンドを生成するに至った。
是非ご覧になってくださると幸いである。

こんな世界をリアルタイムで構築できるのは
Sherman FILTERBANKだから成せる技であり

"唯一無二"だ。

音響関連の機材や楽器等の記事を
普段から読んで下さっている読者の方は
ご存じかと思うが、私は
新旧様々な機材を売買している。

時に数千ドルの機材を売却し、
結局は別の機材の導入の資金に
充てることも多い。

今回の"Sherman FILTERBANK"は
普通の一般人の方にはまず馴染みのない
極端な電子機器であるが、
実はこのカルト"ある意味・変態的な音響機材"は
相当に"スピリチュアル"な存在で、
本当は音楽演奏家が所有するよりも
霊媒師や占い師の様な
"神秘主義者"の方が傍に置いておいて何かの
"インスピレーション"用途に活用したほうが
よいのではと思ったりするほどの機材である。

それは永年もの間、20年以上
本機を所有してきた者として
素直に感じてきたことであった。

ここで普段から神秘主義者でも
"オカルト崇拝者"でもない
リアリストな私にとって"スピリチュアル"という
言葉の意味を"提言"させて頂くならば、
"目に見えないエネルギーから
生じたすべての体験を<スピリチュアル>"とさせて頂きたい。

↑Sherman01

もっと"カジュアル”に説明すれば
"驚くような神秘的なこと"を
現代では"スピリチュアル"と
おおむね表現するらしい。

↑Sherman02

そういった意味においては、
間違いなく、まがいなく、
今回ご紹介する
"Sherman FILTERBANK"は
"スピリチュアル"な存在=装置であると言って
過言ではない。

つまりは人間の目では
およそ"可視化"することの出来ない、
五感上"聴感"での神秘的な
体験が操作する誰にでも生じ得る非凡(奇特)な
楽器(音響機材)と謂えるだろう。

"Sherman"社製
"FILTERBANK"に
触れるたびにいつも私が思った(感じた)ことは、古今
"シャーマン"という存在=古代から現代に至るまで、
継承され続けてきた"シャーマン"に思いを馳せるのと同時に、
歴史上の崇高で偉大な"3人の天才"を彷彿してしまう。

"天才と狂気の紙一重"的な
な3人の人物をいつも思い出してしまう。

まずは、
シャーマン("Sherman")とは?何か?であるが・・

シャーマン(shaman)は、
"霊能力"を駆使して心身に問題のある病人や様々な
家族や人間関係の悩みを抱えた者や
自然界の問題を解消する人間のこと、
そうした社会的役割(役職)や
仕事をする者のことを示すとされる。

シャーマンとは"祈とう師"や"呪術医"、
日本では"巫女"=即ち

"イタコ"(シャーマニズムに基づく
主に"弱視者"の女性で信仰習俗上の職) 、
霊媒師、聖人、預言者など、
国によっても地方によっても
呼び方は様々であるものの、
一般的に"超自然的な部分に交わり、
"意識的に接触"し、"超現実的な力を使用"して
現実に変化をもたらす存在"であると
"世界的"に共通して理解されている。

日本では3大霊場のひとつである
青森県の恐山の"イタコ"=Shermanに
よる"口よせ"は世界的にもあまりにも有名である。

日本のShermanは"降霊術師"が多数を占め(故人の霊が降臨するもしくは憑依する者)が殆どである。
日本の生粋のSherman達は声を揃えて第六感ではなく、
厳しい"修行"によって体得し得るという潔白さがリアリストの私には
非常に好感が持てるし、理解し易い。
シャーマニズムに基づく世界のShermanは細かく分類されている。
巫女文化は東北に古くから広く存在し"イタコ"以外にも"オガミサマ"(岩手県・宮城県)、"ワカサマ"(福島県)など存在していた。沖縄にもシャーマンは存在する。しかしいずれの巫女も既に途絶えているか、
日本のケースでは高齢化が進み、
後継者および、現役は数名を残すだけである。
因みに青森県”イタコ"に関しては、
松田広子さんという女性が最年少(現在50才)で青森県八戸市で
生粋の"イタコ"として活躍をしていた人物として著名である。

そうした超自然的な
人物達の呼び名を世界は総称して
"Sherman"(シャーマン)と呼ぶ。

このシャーマンの概念は熱帯雨林地帯の
狩猟採集部族から近代都市に住む我々まで、
現代21世紀すべての人類(民族)の文化的境界を
横断し超越した存在である。

そして、
私にとっての
"3人の崇高な偉大なる天才"とは?

最近の私は
目立つ投稿も出来ずに
本サイトの更新が止まったまま、
かなりストレスが溜まっている。

しかしながら時間を割いて是非
"3人の天才"="御三家"の話題も
本記事を通じて最後にお話し
出来たらと思っている次第である。

本記事の主題である
"Sherman FILTERBANK"という
音響装置に話しを戻す。

日本発売は1997年。

国内外問わず著名な
音楽クリエーターを圧倒し英国
"アビーロード・スタジオ"をはじめとする
各国の名門レコーディングスタジオに導入実績のある
名機である。本機を所有する音楽アーティストは

誰もが知るビックネームが
ずらりと並ぶ。

"シャーマン"の使用を
明らかにしない
著名アーティストは
数多いとされている。

私が所有するSherman FILTERBANKは
"ミント・コンディション"のものを発売から
およそ2年以内に中古で購入したもの。

本機のシリアル番号は
"600番台"である。
(画像には次のオーナーの為にマスク処理を施している)

あえて後発型の
多機能型の②ではなく、
荒々しくも操作性の優位な
"初期型"を探してる方は多い。

後年発売された現行機種である
Sherman FILTERBANK②は、
私の記憶では2003年の
秋頃に日本でもリリース
されたと覚えている。

Filterbank2は、モジュラーシンセサイザーのように、柔軟な音作りを実現するアナログ・フィルター・マシンです。2 基のアナログ・マルチモード・フィルターを搭載。それぞれノブを回して音を連続的に変化させます。SYNC モードと合わせて使用し、さらに強烈なエフェクトを生み出します↓

Filterbank2は、モジュラーシンセサイザーのように、柔軟な音作りを実現するアナログ・フィルター・マシンです。2 基のアナログ・マルチモード・フィルターを搭載。それぞれノブを回して音を連続的に変化させます。SYNC モードと合わせて使用し、さらに強烈なエフェクトを生み出します。

既にクリエイター必携の定番ツールとして、確固たる人気を持つFilterbank 2。この凶悪なマシンを他の機材と同様にラックにマウントしつつ、多彩な入出力へのアクセスを犠牲にしたくない方のために、ラックマウント版が企画されました↓

既にクリエイター必携の定番ツールとして、確固たる人気を持つFilterbank 2。この凶悪なマシンを他の機材と同様にラックにマウントしつつ、多彩な入出力へのアクセスを犠牲にしたくない方のために、ラックマウント版が企画されました。

以後、Shermanブランドは
幾多の後発型のFilterを
発売、"Sherman FILTERBANK"
は2003年で完成が
終了したのか、後発機種は
2021年、現在でも存在しない。

90年代に初代の Filterbank が登場して以来、
世界中の著名なアーティスト達を始め多くの人たちに愛用され続けるエフェクター Filterbank シリーズの最新モデル↓

90年代に初代の Filterbank が登場して以来、世界中の著名なアーティスト達を始め多くの人たちに愛用され続けるエフェクター Filterbank シリーズの最新モデル。

2021年秋。

私はこの
"FILTERBANK"
の初代・初期型を
"手放す"ことにした。

なぜならば、私は
もう""時間の許す"時間"が""
全く持てないと"断定"したから、
である。

残念なことに、
つまりは時間をかけて
音楽制作に取り組む時間が現在は
無くなってしまったからであった。

(ずっと後年になって"そんな自由な時間"が
もし持てたらまた欲しくなるアイテムだと
今から思っているし、その時はこの品番ではなく
さらにラックマウントタイプの2台分
のグレード・アップされた

Sherman FILTERBANKをきっと手に入れることだろう)

Filterbank2 Dual Rackはモジュラーシンセサイザーのように柔軟な音作りを実現するアナログ・フィルター・マシンです。2 基のアナログ・マルチモード・フィルターを搭載。それぞれノブを回して音を連続的に変化させます。SYNC モードと合わせて使用し、さらに強烈なエフェクトを再現。Filterbank2を2台分、それぞれラックマウント型のシャーシに内蔵しています↓

Filterbank2 Dual Rackはモジュラーシンセサイザーのように柔軟な音作りを実現するアナログ・フィルター・マシンです。2 基のアナログ・マルチモード・フィルターを搭載。それぞれノブを回して音を連続的に変化させます。SYNC モードと合わせて使用し、さらに強烈なエフェクトを再現。Filterbank2を2台分、それぞれラックマウント型のシャーシに内蔵しています。

↑Sherman FILTERBANKの背部の"警告文"。
"危険な周波数帯域""あなた"のスピーカーを見ろ!とある。

現在、
某オークションサイトにて
本機を出品中で三週目になる。

一週間ずつ区切り、現在は
3度目の出品となる。

サイト内では注目度No.1とされ、
落札見込み客のウォッチ数は
非常に多い。

それでも、
未だ入札(落札)者はいない。

この記事は、
そんな渦中(出品中)と連動している。
【編集後記】2021年11月13日(土)深夜、
所有していた"Sherman"はついに落札され、
所有者は別の有志の方のものとなった。

なぜ、強い関心を持たれる
音響アイテムでありながら、
すぐには落札されないのか。

その理由は私が1番よく知っている。

まずは"手に負えない代物"と
"常識的に判断できる冷静なひと"はまず思うから、である。
音楽というものを専門的にほんとうに詳しい方なら、尚更である

確かにSherman FILTERBANKは
ハンドリングする人間のタイプを"選ぶ"とは思う。
即興でリアルタイムでクラブやライブで演奏する
となれば余程の度胸と才能がないとかなり難しい
アウトボード(装置)かもしれない。もしも
ハンドリングに失敗し、はき出され吐露された
そのサウンドがもしも音楽的でなくなった時・・
その"ギグ"は間違えなくフロアーのオーディエンスの足を止め、
音楽的に"死を迎えるから"に他ならない。
プロフェッショナルはすべて予定の中で(予定調和)の中でしか冒険しない。
おそらく本機は明らかに"手に負えない"=手に余る存在なのである。

本機を20年以上、
所有してきたこれは私の素直な感想となる。

Sherman FILTERBANKという装置を
換言するならば、
カー(自動車)ドライブのスポーツ走行とどこか似ている。
運転技術のキャリア=つまり走行距離を含めた"実績"と、
つまり経験値に加え"動物的な瞬発力"を必要とする。
この説明は某オークションでは一切説明していない。
せっかくの出品が売れなくなってしまうからだ。
音楽的なというより音そのものの

音響的な基礎理論を踏まえた上で、
さらに直感的な先を見越した

"音"に即座に応答できる能力が
オペレーターにとって必須条件となる
装置である。

いや、この機材は、
クルマのスポーツ走行ではなく、
ある意味、ヒトの男と女の
"セックス"に極めて似ている。

それは快・不快が
"不連続"的にリアルに生じて、
いつかそれが時間経過の中で
消費されながら連続性を帯び、
上手くゆけば、
顕著な結果="エクスタシー"を
最後に生成するに他ならない。

しかし、

人間の生殖の営みというよりも
最(もっと)カジュアルに
"快"楽を"Basic Instinct"(根源的な本能)
そのものに求めるセックスにおける"エクスタシー"において、
Shermanとの"融合"と比較すると根本的な相違点がある。

男女のセックスにおいて、1番最初の行為は
"何がなんだかよくはわからなかった"が多い。
よくても・わるくても・・結果はどうであれ・・である。
その点においてSherman FILTERBANKも同様ではある。
"シャーマン"も"セックス"も、

1度だけなら話にならないが、2度3度と
回数を増やすたび、だんだん良くなってゆくのが

一般的な通常=予定通りの成りゆきといえよう。
(逆パターンの場合の男女は結局は最終的に長続きはしない。)

5回10回と同じ相手と繋がってゆくうちに互いに大胆になり、思い切った
行為や愛撫も行え(Sherman FILTERBANKの場合は

真にオペレーターのハンドリングを示す)
ついに"エクスタシー"に達した、とする。
男女のセックスにおいては

通常暫くの間"二人"はもう離れられなくなる。
(生殖行為とは別である)けれども、

人間の男女の性行為(エロティシズム)には
"弛緩"という必然的なテーマが存在する。
"エクスタシー"というものには必ず"弛緩"(しかん)を内包している。
それは絶対的に"なくてはならない"。
換言すれば、その感覚や感じ方は

"疲労を伴った達成感"=つまり"安堵感"に帰結する。
(この部分も音楽を操るShermanも同様ではある)
けれども課題があり、ひとは学習し、

必ず"飽きる"という必然的な側面がある。

それらを仮に"予定調和"と呼ばせて
いただく。ひとのセックスにおいては必ず、
どんなに凄くマッチングした男女においても、相手に
"飽きてしまう"即ち、行為そのものを体感的に学習し、
やっている行為がいつの間になぜかつまらなくなる・・
つまりは"予定された調和が生じる"(予定調和)・・

それがやがて発露する。その課題点は
10回目までは"エクスタシー"を感じたのに、
100回目はどうであろうか?200回目は?という課題だ。

余談であるが、

ひとの快不快には常に流動性があり、
それを打破するためには

"不規則性"がきわめて重要となる。
但し、にんげんとは贅沢なもので、
あまりに不規則性が優位になれば"不快感が優先"される。
Sherman FILTERBANKの場合はどうか。驚くことに、
100回同じループ(反復)音を入力しハンドリングしても、
常に"amazing"=驚異!!が生じるのだ!
驚くほどに信じがたい音が発振されるのである。
それはひとの行いが正確でないことが理由であるのは確実であるが、
しかし、どんなに前のテイクを模倣し同じ状態を駆使しようとトライしても、

また違った音がはき出されてしまうのだ!
そしてそれは不快感よりも・・スピリチュアルな体験として
依存性すら孕んでくる。まるで薬物依存者のように、その体験は官能的で
いつしか何十回と何百回と同じ反復の入力信号のハンドリングを行って、
何時間も経過していることすら忘れてしまう程に、だ!

それはつまりハンドリングするプレイヤーが所詮人間であるということ。
男女のセックスにおいても同様であるが、
本来は全く寸分の狂いもない行為は
"ひと"は絶対に行えない。

Sherman FILTERBANKにおいては、
もしも"AI"であれば全く同じ音を奏でることは可能なのかもしれない。
天才DJであれば、この不可能を可能にすることができるかもしれない。

しかし、20年以上に渡って、
こんなにも"やり難い"機材はそう多くはない。

"同じ音が奏でられないというジレンマ"は
音楽家にとってこれほどに驚異=脅威以外にない。
ギター、ピアノ、サックス、ドラム、あらゆる弦楽器、
あらゆる電子楽器においても、
全ては奏者の予定通りに鳴ってこそ
信頼できるアイテムであり楽器でありアウトボード(機材)となる。

"同じつもり"のハンドリングが
ここまで七変化してしまう楽器などそうそうざらにあるものではないのである。
"U2"や"Underworld "や"ABBA"他、
世界のそうそうたるアーティスト達が
魅了されてしまうこのSherman FILTERBANK
の真骨頂はそこにある。
つまりは"偶然"から生まれる"必然的”で絶対的な”音"。
それがセックスとシャーマンとの決定的な差異であり、
決して"飽きる"ことがない

"連続性"を伴った""麻薬""のような存在の所以となる。

その事実証明する
撮影動画を掲載する。
私は中盤途中から入力ソースの
音源に対しコントロールしていることに
中盤(2分経過後)何度も一瞬"エクスタシー"に達した。
入力された楽曲と自分が完全同化したと感じた瞬間が生じた為だ。
その感性は"スピチュアルな体験"だと表現するのが適切だ。
己のただ直感のみだけを頼りに
Sherman FILTERBANKにアプローチし
接してみた=ハンドリング撮影した動画である。
Sherman FILTERBANKのほぼ中央に配置される
青色Ledの幾多のハーモニクスの検証をメインに行っている。
本機の瞬発的なハンドリングの困難さもお伝えできれば幸いである。

Shermanは"快"感が・・
一瞬のうちに"不快"感に転じ、
成功は一瞬のうちに失敗となる危険性を常に孕む。

音楽の凄味とその残酷さは他の芸術を
寄せ付けない。そのことを教えてくれる稀少な装置だ。

音楽という表現手段があまりも人間の根源的な
"エロス"に近接しているからこそ、
成功と失敗の限界値を垣間見せてくれる
唯一無二な存在としてなり得えているのだ。
これはデジタル・ハイエンドPCでの
プラグイン・エフェクターでは決して得られない、
恍惚感に他ならない。

↓下の撮影は"NINJYA TUNE"(ニンジャ・チューン)

レーベルの音源ソースにも匹敵する、
渋いクラブ系音源ソースに一発録りにて実験的にShermanに
アプローチした動画である。(音源やアーティストの詳細は本動画YouTubeにて説明)
Sherman FILTERBANKのコントロールの難しさを観て頂けると幸いである。

↑当初から高い周波数が発信しているが、
ShermanのNo②に配列されているレゾナンストリムが全開になって
しまっていたためである。途中からトリムを下げ、
高周波数の音は消えている。
実験的テイクのひとつ。
いずれも総てライン入力経路での
録音となる。

この装置には
予定調和が元来"ない"というより

生き物のように偶発的で"出来ない"のである。

時に大胆にもハンドリングする機会はあるが、
たった1ミリや0コンマ数ミリのツマミの位置のずれに
Sherman FILTERBANKは瞬く間に即座に反応し
オペレートするものに

"次の将来"=契機、
つまり次のアプローチを訴求してくる。

Shermanからの問いは、
いったい"おまえは何をしたいんだ?"・・
常に詰問されているかのようだ。
その応答速度と訴求の度合いは、
世界の楽器やエフェクターになかなか存在し得ない。

【編集後記】
私は電子工学(回路設計)に

詳しくない人間である。
けれども、20年以上本機に触れ

感じてきたことを素直に述べるならば、
内部電流がDCではなく、

AC(交流)であるということを無視できない。
これは単にコスト削減の為であろうか?

答えは違う・・と思っている。
一部の海外の機器でコンセントからの交流(AC)から

変圧器を介し(アダプター)そのまま降圧し、
ACで駆動する音響機材はある。
日本製の場合その仕様(AC/AC)は実に少ない。
DCは"整流"と呼ばれるだけのことはあって、
スマホや携帯電話、

パソコンを含むあらゆるデバイスで利用されている。
自動車も直流、即ちDC12Vで駆動、
大型トラックの多くは倍の24Vだ。

何故、Shermanに15Vの交流電流を流す必要性があり、
エンジニアはそれを選択したのか・・。
そこにSherman FILTERBANKの謎(真髄)があるような気がしてならない。
予測不可能な音、内部に不安定な交流を流すことによって、ありがちな
常に予定通りの"結果"を

あえて"避けた"のではないか?
・・つまり設計者にとっての
"冒険心と野心"が"AC"=交流電流の採用にあるように思えてならない。

"失敗例"も、
お見せしたい。

"セックス"と同じで、
久しぶりに"ご無沙汰"だと"ぎこちない"。
そんな上・下2本の収録した動画がある。

自分好みの良い音の
変調音も多数記録されたが、
私にとって
Shermanを的確にコントロールしている
とは言い難い。明らかに動揺しており、
本機が手に負えない状態と化している。

Sherman FILTERBANKは
掴み所がなく手強い機材と思われがちであるが、
このようにとにかく触れて慣れてしまえば一般の方でも
この位のハンドリングはすぐに出来るようになる筈だ。

それからこのテイクは
生録音(オン・マイク)によるものとなる。

出力音はそれなりにラウドで、センターに見える
古いアクティブ・モニター・スピーカー(YAMAHA KS-35)
から音は空気中を伝い、

ハンディカムのXY型マイクで収録している。
残念ながらSherman FILTERBANK本来の

強烈な変調帯域周波数の片鱗を
記録出来ているとは言い難いものとなった。

幾多の楽器や音響機器は、
ある意味、予定が調和され、
いずれも予測可能なものとなる。
そこにアクシデントは生じない。
元来それはあってはならない。
特に業務用途である
レコーディングで使用される音響機器は理路整然と
され、数万人を相手するライブにおいても、

予測通りの結果になることが"良し"である。

Sherman FILTERBANKはそれを赦さない。
いや、予定通りの音を生むことは実にイージーであるが、
イレギュラーな偶発的な音を生じさせる。

ただ、このようにリアルタイムでの
即興というよりもじっくりとトラックメーカーが
目指しているイメージのトラック・メイキングで利用する上では
何の問題もなく、極めて優れたアウトボード機材であると断言できよう。

過激さばかりが
評価されがちな"Sherman FILTERBANK"だが、
実はとても地味になりがちな、
世界のサウンドクリエーターが
各トラック制作に費やす膨大な時間と
地道な作業の効率化には極めて有効な
道具=アイテムになり得ると断言できる。

数多くのエフェクターやマルチエフェクター
では決して成し得なかった直感的な入力ソースの
劇的な変化はひとに強いインスピレーションを生成し、
求めていたサウンド・イメージに近付くための
最良の選択肢である機材のひとつである。

以下はオークションサイトでも
記している内容と重複している
部分があるが
本記事用に編集したものである。

オークション
出品内容は、
①Shaman本体、
②英文マニュアル、
③日本国内使用用途の
AC/AC変圧器(DK-121)
(中央にオフ機能があり
※DC12Vにて駆動)、
他には"サプライズ"品として、
幾ら探しても見つからない
シャーマンのラックマウント
用の金具が欠品していたため、
④TOA社製の汎用ラックマウント金具
である"MB-15B"(箱を開梱しただけで未使用品)、
⑤そして英文マニュアルでは概要が掴み難かった
ために富士通社製アトラスという翻訳ソフト
にて英文マニュアルのOCR(日本語に機械翻訳
した書類)を同梱することとした。
(私自身の翻訳は全く関与せずに、
機械翻訳されたマニュアルの日本語においてはとくに
名詞での誤訳が多く誰が読んでも失笑されるような
類いであるが、マニュアル自体とても
ユニークで、こうしたマニアックな
機材を入札される有志の方であれば
きっと本機のすばらしい概要や未知数=可能性を
掴んでもらえると思い同送することにした。
何かの一助になればなによりも光栄であるだからだ。)

上記は既に某オークションサイトにて
出品中の本機の説明文である。
重要な誤植(誤記)に気が付き、訂正した。

※注意点※
2週間連続の前回迄の出品にあたり
うっかりミスの誤記表記があった。
付属品である変圧器は
AC/ACの変圧器(100V→12V&8V)が"正"である。
かなり重要なミス表記であった。

出品するにあたり
各部の検証(精査)を行っていった。

20数年前の製品ではあるものの、
外観上では目立った傷もなく、
肝心な内部回路においては
素晴らしい"効き具合"で
きわめて良好であると
判断した。

但し(しかし)、
各MIDI端子群と、
シグナル入力端子
およびアウトプット端子以外の
入力部は20年間に渡り
一度も使用したことがなく未検証となった。
その箇所においての機能性は未知数となる。

詳細内容においては
各可変抵抗器となるツマミ(ノブ)部は、
入力部の"SIGNAL IN"端子および
出力部(バイパスや原音とフィルター量を
決定付けるアウトプット)部はきわめて良好、
各レゾナンス部を含むポットやスイッチ部を含め
完全に実用に耐えられるものであった。

しかし
ビンテージ機材にありがちな、
少しガリが生じる部位(ツマミ)が気になった。
1回目の出品の時点では、
バランスノブ(コンビネーション)と
呼ばれる-B/-b+LHのバランス量を決定
する①②の各チャンネルひとつずつの
ツマミであった。

しかしその箇所のつまみにおいては
激しく回さずに固定セッティングさえ
すれば問題はなく機能を保持する。
(余談になるが噂によれば
本機のポット部交換は自力="D.I.Y"
でモディファイ=修理可能なレベルとのweb記事を
読んだ記憶がある)

上記の箇所は、
主なトラックメイキングや
キーボードそのほかの入力ソースを本機で使用する際、
"半固定の箇所"と考えてしまえば
このガリ・ノイズは
業務の実用に耐えられるレベルである。

本機においてはの
私がオーナーになってからの20数年は
"内部分解と修理"は一度も行わなかった。

出品中もsherman初代モデルの
"ストレス・チェック"を
含め可能な限りの機材の精査を続けた。

アクティブ・モニタースピーカーでの再生checkでは
全く気がつかない点においては、
全てライン(ヘッドホンでのモニター)でcheckすると、
アウトプット・トリム(シャーマンの正式名称では
1番右上のバイパス・エフェクト・バランスと呼ぶ)
激しい可変(ハンドリング)の際に
ツマミ(可変コントローラー)に
ガリ・ノイズが生じる(乗る)ことが
あることに気がついた。
(ガリノイズは生じる時としない時があった=
固定すれば実用上出力に問題ないと判断はしている)

※前述したように所有してから
20年間は筐体を解体した上でのツマミ等の
接点復活剤等の使用を一切行っていない。

他の部位(ツマミ群)のひとつひとつのコンディションが
どうであるかといえば一概には
いえずその説明は困難であった。

また前述した"バランスノブ=コンビネーション"と
呼ばれるLp/Bp/hpのバランス量を決定する
①②の各チャンネルひとつずつの
ツマミの"ガリノイズ"は現時点(2021年11月2日現在)では
殆ど気にならなくなってしまっている状態。

こうしたビンテージ機材の
"課題"点の査収として、
本機のデモ動画として、
完全なライン入出力のみの入力ソースにての
楽曲でのリアルタイム操作を行った
動画を"YouTube"上に掲載することが
最善かと考えた。

予てからの噂通り、
本機は入力レベルを上げれば
原音サウンドを完全に過激に歪ませることができる。

さらにフィルターのレゾナンスを上げて行くと
ひとの鼓膜に障害が生じるのではと思わせる程に
猛烈に発振する。

尚LFOは可聴帯域にも届く周波数帯域で発振。

高帯域だけでなくなんと!
1Hz未満の超低域を発振するとマニュアルには
記載されている。

本機の使用上の最も留意すべき点は
再生システム(スピーカーやヘッドホン)の"音量"となる。

場合によっては変調した際、猛威な帯域の音を
発振してしまうため、大事なアウトボード群に
深刻なダメージを与える恐れが生じる。

このマシンの凄みと真骨頂は、
元音のサウンドを完全破壊するサウンドが
本機の"売り"ではあるが、
逆にアナログフィルターならではの非常に
なめらかな音色変化など
キーボーディストが使用しても
良質な機材と察することができる。

本機はオシレーター(VCO)が
存在せず自らは発振することはないが、
エレキギターやエレキベース等の
ハイ・インピーダンスを除く(D/I=
ダイレクトボックスで低インピーにすれば何でも入力可)
あらゆるオーディオ外部ソース(ボーカルや
管楽器やあらゆるオーディオ・トラック)が
通過することが可能であり、
リアパネルにある"SIGNAL IN"端子から
外部信号の入力を検知することにより
ADSR/ARの各エンベロープでトリガーされ
2基のVCFとVCAをモジュレートしてゆく仕様である。

(初期型のADSRは②と比較して遅い・・
という一部の評価はあるが、
私の判断では余程の高いテンポ=BPMではない限り、
特に不自由を感じたことはなく
きわめて音楽的であった)

↑上リンクにおいては
エイフェックス・ツイン (Aphex Twin)
の音源を中盤から"破壊"してゆく。
楽曲のテンポはBPM180の超高速
部類に属する。
原曲をご存じの方はリズム(グルーブ)
そのものも変化していることにお気づき
になられるかもしれない。
中盤から強い変調を行っており
再生するアイテム装置の保護には
十分ご留意のほどを。

本機はクラブDJがフロアでの
タイミングを見計らっての
リアルタイムプレイで観客を
圧倒し攻撃をする必殺アイテムとしても、
ロック/ポップス系のミュージシャンが
ライブ用エフェクターとして使うもよし、
といった万能機材でもある。

私にとってShermanは長年自室のみにて使用、
サンプリングソースを制作する上で
大変重宝した。

極めて直感的に多くの
トラック制作を可能とし、
サンプリング・ソース・コレクションに寄与してくれた。

制作をゼロからする機会が
完全に減ったために、そして前述したが、
時間がなくなってしまったためにが主な理由で
オークションへ出品することとした。

主な初代"Sherman FILTERBANK"の仕様は以下の通り。

■構成:VCF×2、VCA×2
■フィルター特性:12dB/oct
■モジュレーション・ソース:
 エンベロープ・ジェネレーター(×2、ADSR/AR)、
 エンベロープ・フォロワー、LFO
■外形寸法:430(W)×80(H)×110(D)mm
■重量:およそ2kg
■発売当時の価格:118,000円
■発売開始年:1997年

3回(3度)目の
オークション出品にあたり、
私は自作した
Sherman用"カスタム電源"
(豊澄製トランス変圧器"HT-241")を
さらに付属しての再出品とした。

アルミケース入りの
"豊澄電源機器株式会社"製”HT-241”
(AC100V→AC15V)変圧器は
出来る限り品質の良い
素材を集めて製作した。

コンセント100Vからトランスへの
送電は全て100%銅製、内部の
保護ヒューズ管は20㎜の0.5Aを搭載し
シャーマンを保護する。

【トランス仕様】
・1次電圧(P):100/110V
・2次電圧(S):6/12/15/20/24V
・2次電流:1A

ケースはアルミ製、
ネジ4本で簡単にケース内部に
アクセス可能、
常に分解可能な仕様である。
12-24V対応白色パイロットランプを搭載し、
オン・オフスイッチは敢えて搭載せず。

元来Sherman FILTERBANKは
AC15Vで駆動する。
しかし日本国内向けの仕様の殆どは
12V供給のアダプターとなっていた。

機器上は
問題はないものの、
しっかりとした
電源供給を行うことにより
本機本来の出力音は圧倒的に
力強く、太く、明瞭になる。
本機本来の出力音は
"耳を疑うほど"に
圧倒的に"力強い"
ものとなり得る。

自作トランスでの
Sherman FILTERBANKの演奏?動画
を掲載した。
Sherman FILTERBANKの右側に
或る"四角い箱"が
自作電源トランスとなる。
今回出品内容⑥として
自作トランスを同送することとした。

自作トランスでの
楽曲を使用しての
ライン入力録音となる

3度目の再出品するにあたり
各部の検証(精査)を行うととともに、時間を
作り"内部の分解・清掃"を行った。

20数年間、
一度も分解しなかった内部回路である。

前回までの
出品の時点では、
各ツマミ類のガリが少々あったためである。

完全ではないが、
ガリノイズは大幅に低減
されハンドリングし易くなったと判断している。

各LEDは全て良好、
各可変抵抗器となるツマミ(ノブ)部は、
入力部の"SIGNAL IN"端子および
出力部(バイパスや原音とフィルター量を
決定付けるアウトプット)部はきわめて良好となり、
各レゾナンス部を含むポットやスイッチ部を含め
ハンドリングした際、変化が生じ、完全に実用に
耐えられるものと判断している。

3人の天才の話は
せっかくなので是非とも後日記したい・・。

【編集後記】2021年11月14日(日)。
20数年間、私の傍にいつもあった
本機である1997年製・初代"Sherman FILTERBANK"は
私から離れた。丁重に梱包し、
次のオーナーの元へ日本の京都に旅立っていった。

↑梱包前の最後の検証

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