今を生きる女性のバイブル!日本の出版社の気鋭が生んだ奇跡的書!!思わず..強くだきしめたくなる!!-【二十歳の原点】”高野悦子”著

二十歳の原点 [新装版] (中央)左右は文庫版(新潮文庫)

初版本以来,
数年ぶりに精読しました者のレビュ-です。
高野さんの書は新潮社の文庫本が初めで,出逢ったのは
数十年前の私が10代の頃でした。
当時はずっとお姉ーさんの日記,
というイメージで,歳を経て今読み直してみるに,
私はテレ「照れ」てしまいました。

若い頃は分らなくとも,高野さんはとてもチャーミングな女性で
そしてエロティックな女性です”汗”。
現代にも通底する女性の先駆者と
云っても過言でないかもしれない。

親父の年代になって改めて読むと,
こんな内実真摯な女性だったら,
今の時代でも肉迫されたら?相当やばいかも?と?ヨコシマな?妄想?wで
とてもとても,魅力的なひとだったに違いありません。

それに気がついて照れてしまう自分がいます。
それほど彼女は,自身のウソ(日記そのもの)にも敏感で,
鋭く内面を抉り,自身を露呈するのです。

時代こそあれですが,新潮社の文庫など,未だ静かに燃え,売れ行きは衰えず,
300万部を越え,日本の日記(奇特な書物)の中ではダントツで
異例とか・・改めて読み,その意味,うなずけました。

まず時空を越え普遍性があります。
当時の時代はともかく,彼女の訴求していたものは今の時代も同じでしょう。

今を生きる女性のバイブルとなっても過言ではないと,感じました。

彼女の死は切ないですが,
書は距離と時間を越え,私達に肉薄してきます。

セクトやストや内ゲバだの,自己批判やら総括やら革命やら赤軍やら,
マルクス主義など等,若い女性は読み飛ばしちゃって全然構わない,って
思います。

この書は高野さんの内面と私達との,
時間を越えた対面(対峙)だからです。

一部では彼女を,大学デビューだの,
勉強もろくすぽしてないお嬢の悪あがきだのとのご意見もあるようですが,
少なくともナチュラルに彼女の書を読めば,
それが全く真逆様相を呈している事をご理解
頂けるかと思います。

本著は,値段は文庫版(新潮社)より高価ですが,買うカチがあります。
紙質も良く,制作者側の意欲が反映されており,好印象です。

彼女が鉄道自死し,
半世紀が経ちました。

当時の彼女の問題提起は,
何一つかわって,いない。

若い世代の方・・
高い精神性の高野の書を得る機会を
得られた方は,既に特異性とある特権を既に持って
生まれてきた方かもしれません。

私の時代は紙媒体がメインで言うに及ばずですが,
この現代で書を知り,手に取られる若い世代の方は
希有な存在です。

希有とはいえ,しかし,静かに燃えるように,部数(読者)を伸ばし続けているのです。

哀しいとき,嬉しいとき,ふと思い立ったら
ぱらぱらめくって飛ばし読みしてみるといいです。

まるで喫茶店で親友と話してるみたいに,
あなたの心を包んでくれる筈です。
包容力ある書です。

未だ50年前の書かれた日記とは到底思えません。
ホンモノは時間を超越する,という事の証でしょう。

絶賛の日本の書です。

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